Organic Week Sendai 2017開催される

11月3日~12日にかけ、オーガニック・ウィーク仙台が開催されました。2年目の開催となった今回は、「オーガニックを味わい、感じ、未来を変えよう」をテーマに掲げて実施。初の試みとなる実行委員会主催のイベント「オーガニックを仙台で楽しもう」のほか、計8件のオーガニック関連イベントが開催され、多くの来場者がオーガニックに親しみました。

11月3日は「アースキャンプ宮城」と題して、緑豊かな「るぽぽの森」キャンプ場にてオーガニックマーケットやライブ、ヨガやものづくりワークショップが楽しめるイベントが開催され、500名を超える来場者がイベントを盛り上げていました。

11月3日から4日にかけて、イオン仙台店クリスロード催事場では、福島県の会津オーガニック匠の会による有機野菜の直売会が行われ、アーケードを通りかかる多くの人々に有機野菜の美味しさや栽培方法のこだわりについてPRが行われました。また、県内のイオン8店舗にオーガニック野菜コーナーが設けられ、オーガニック・ウィーク期間中を通して特別販売が行われました。

11月10日は宮城県農産園芸環境課の協力の下、朝市夕市ネットワークの定期市が開催されている勾当台公園市民広場にて、オーガニック・ウィーク特別ブースが設けられました。2000名を超える来場者が訪れ、農家との交流や買い物を楽しみました。

11月11日には仙台市民活動サポートセンター地下シアターにて実行委員会主催イベント「オーガニックを仙台で楽しもう」が開催され、映画「ザ・トゥルーコスト~ファストファッション・真の代償」の上映やオーガニック検査員の作吉むつ美氏を招いた講演会、有機農家によるトークショーや生産物販売会が行われました。

内容盛りだくさんとなった今回のオーガニック・ウィーク仙台の中で、注目を集めたのがオープニングムービーの制作でした。こちらは株式会社ディゴルドの亀山啓太氏による制作協賛で提供されたもので、Facebookユーザーを中心に10万人以上に配信され好評を得ました。

オーガニック・ウィーク仙台は、多くの方々の善意に支えらえて運営されています。小さなこと、できることから、自分の中のオーガニックのシェアを1%でも高めていくことを目指して、理念に賛同するすべての人が参加しやすいようなキャンペーンを運営することをモットーとしています。また、単に農薬や化学肥料を使用ないということではなく、生き方や価値観を含めた奥の深いオーガニックへの共感を拡げていけるよう、生産者を始めオーガニックに関わる人々との交流の機会をより多く紹介できるよう心掛けています。

実行委員会主催イベント「オーガニックを仙台で楽しもう」では、オーガニック・コットンを主題として、私たちの暮らしの中で、着るもの、食べるものをどのように選んでいくとよいのかについて考える機会となりました。遠くインドやバングラデシュで働く人々の、目に見えにくい部分まで見ようとするということ、つくり手に寄り添うということ、本当のコストに目を向け、将来の子供たちや、地球の姿に思いを馳せながら、思慮ある選択をしていくということが、オーガニック的なるものの1つの側面なのだろうと思います。

またそういう思いを同じくする人々が、お互いの小さな違いを許容し、ゆるくつながれるプラットフォームとして、オーガニック・ウィークをつくっていければと思っています。

2018年もオーガニック・ウィークは実施される予定です。日程は11月3日(土)~11日(日)と決まりました。オーガニック・ウィーク仙台期間中はぜひ宮城県に来て、オーガニックな催しを楽しんでください。

オーガニック・ウィーク仙台実行委員会

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