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バンコクのオーガニック野菜

2017 / 01 / 29特集コラム


バンコクはすっかり大都会になった。人々の暮らしも豊かになり、かつては輸出専用だったオーガニック野菜がタイ人の食卓にのる時代が来た。なにもかもが混沌としていた10年前とは比べ物にならない。

このところオーガニック野菜を探しまわる苦労もグ~ンと減った。大手スーパーの野菜売り場をのぞけば、かならず慣行野菜の隣にオーガニック野菜コーナーができている。オーガニック野菜を販売する会社は何社もあり、かつては買おうと思っても野菜の種類が限られていたが、今はほとんどそろう。特にVILLAスーパーのオーガニック度は飛躍的で、野菜はもちろんだが、海外のオーガニック商品も驚くほど種類が増えた。

バンコクのオーガニック野菜

自然食ショップもタイ国産とオーガニックを目指し躍進している。私が利用する自然食品店の老舗「Lemon Farm」も、支店が確か15店舗ある。

バンコクのオーガニック野菜
ここではマクロビオティック食材としてオーサワの味噌や醤油も置いている。オーナーはスワナさんという女性で、タイのマクロビを自ら模索し実践しているのだから、食へのこだわりは本気だ。健康からも、サスティナブルな農業という視点からもオーガニックの普及に取り組んで地道に販売してきた。

バンコクのオーガニック野菜
食への提案は、リーフレットから店内ディスプレー、付随しているカフェのランチョンマットにまでいたるところにイラストを交えて親しみやすく書かれていた。

バンコクのオーガニック野菜
バンコクのオーガニック野菜

店内の商品はタイでは今のところコレという最低レベルをクリアしたものから、マクロビやヴィーガンなど独自のこだわりを持つ人たちが必要とする食材、そしてオーガニック認証を持つものまでと幅広く並び、顧客層を増やしている。

バンコクのオーガニック野菜

野菜の棚には料理しやすいタイ野菜が並んでいる。スタッフに聞けば料理法も教えてくれる。これが!と思うような葉っぱが、実はアクもなく美味しかった経験は何度もある。

レモンファームにはオリジナルの緑色のオーガニックマークがある。内容的にオーガニックに値すると判断したものに付けられている。きわめて私的なマークではあるが農薬問題が深刻な食材を見分けるには役に立つ。

バンコクのオーガニック野菜

タイ独自の野菜たちも並んでいる

特に頼りになるのが果物類を買う時だ。見慣れない南国のフルーツはどの大きさや色が天然なのか、どういう状態が食べごろなのか判断ができない。だがレモンファームを通して安全の基準をクリアしているのであれば安心できる。それにさすがタイ人で、甘みも酸味も香りも絶妙に兼ね備えたピカイチの旬のフルーツを取り揃えている。

バンコクのオーガニック野菜

当たり外れのないのがうれしい

バンコクのオーガニック野菜

海にもこだわる。浜から直で届く天然魚と冷凍品

オーガニックのお買い物は、普段、ここまででだいたい揃う。だがもう一軒、地下鉄を乗り換えてまで行く店がある。ベジタリアンの食品を扱うベジタリアンソサエティーである。
仏教団体シャンティアソックが運営する食品店だ。自然農法の農園で信者によって栽培された穀物や野菜、コミューン内で作った食品が並ぶ。私が愛用する皮付きカシューナッツは、誰にも教えたくないがここにしかない。

バンコクのオーガニック野菜

これが本当カシューナッツだ!と感激の品

タイのオーガニックマークは2つある。これがオーガニック検査員の団体が認証しているマークで国際基準をクリアしている唯一のマークだ。

バンコクのオーガニック野菜

もう一つは政府機関が出しているオーガニックマークで農業従事者にとっては費用の負担の軽いマークがある。

バンコクのオーガニック野菜

いずれにしてもオーガニック野菜の栽培は広がり、マーケットは確実に伸びている。バンコクでオーガニック野菜を心置きなく頬張る日々がくるとは・・・時代は変わった。

チットロム駅からランスワン通りを進むと左側にレモンファーム・チットロム店がある。カフェでは、店内で販売してる食品で作られた食事からデザートまで味わえる。旅の途中で買えなくてもタイの野菜や果物を堪能できる。それにタイ食材の使い方も広がるはず。

オーガニックに変貌しつつあるバンコク、一度お立ち寄りください。

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■カシューナッツのタイ風味ディップ

・カシューナッツ  1/2カップ
・水        1/4カップ
・塩        小さじ2/3
・柑橘の汁     大さじ1
・グリーンカレーペースト 適量

バンコクのオーガニック野菜

1.カシューナッツをすり鉢でする
2.塩とグリーンカレーペーストを入れてさらに擦る
3.水を一気に加え混ぜて乳化させる。
4.柑橘の汁を加える

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王国のグリーンカレーペースト 

王国のグリーンカレーペースト

タイの昔のレシピで調合、辛さとハーブがミックスされた本場のタイカレーペースト。バンコクの約400店舗のお店がこのペーストを使用しています。タイ語でグリーンカレーは「ゲンキョウワン」といい、甘いカレーと言う意味です。本来はココナッツミルクの甘みを楽しむカレーとして作られ、砂糖は使われていませんでした。タイ国内の素材にこだわり、化学調味料不使用、砂糖不使用、無着色、添加物不使用、保存料不使用で作りました。ベジタリアン対応。ハラルマーク付き。

原料:青唐辛子、ガーリック、レモングラス、食塩、ガランガル、シャロット、カフェライム、ペッパー、ターメリック
内容量:50g
原産国:タイ
小売価格:400円(税抜)

▽ヤムヤムWEBショップ販売ページへ
http://gaiatablethai.shop-pro.jp/?pid=56418942

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木幡恵の「いつだって幸せごはん」木幡恵プロフィール

20代でマクロビオティックに出合い、30代で雑穀に出合い、50代でタイに出会ってしまった料理クリエイター。ストイックだけど大胆、本気だけど本音であることがたいせつだと思っている。料理活動の場はバンコク。ベジを基本にアジアの調理法を盛り込んだ料理クラス「gaiatable」を主宰。

タイ語のマガジンHEALTH &CUISINEと日本語のタイ情報誌のDACOにレシピを連載中。
自身が企画した商品をヤムヤムから販売している。

■つぶつぶクッキング
■無発酵の雑穀パン
■雑穀つぶつぶクッキング
■おいしいマクロビィオテック (タイ語)
■タイの料理雑誌HEALTH&CUISINE(タイ語)
■タイのマガジンDACO 料理エッセイ「大地のめぐみ」(日本語)

★Gaia Table 南国食日記
http://gaiatable.com/diary/

★ヤムヤムホームページ
http://www.gaiatable.com/

日本語書籍
木幡恵の「いつだって幸せごはん」木幡恵の「いつだって幸せごはん」

タイ語書籍

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