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南米アンデスの穀物「キヌア QUINOA」に再び脚光

2013 / 10 / 20特集コラム


ヘルスコンシャスな都市ニューヨークで、南米アンデスの穀物キヌア(QUINOA)が大ブーム。Whole Foods Marketを代表とするオーガニックショップでも、若い女性を中心にこぞって購入している姿を目撃した。ハリウッドセレブやモデルが食生活に取り入れているとか。栄養価の高さに加えグルテンフリー食品であることも後押しし、ここ数年オーガニック&ヘルスフードのトレンドとなっているようだ。

南米アンデスの穀物「キヌア QUINOA」ニューヨークではポピュラーなオーガニックホワイトキヌアの他、レッドキヌアやブラックキヌア、それらがミックスされたものなども販売されていた。さらに、オリジナルのオーガニックキヌアを発芽させたスプラウテッドタイプ(SPROUTED QUINOA)のもの、パフ状のもの、パウダー状のもの、パスタになってるものなどもある。中には、キヌアのスムージーといった飲料や、お菓子など、加工品にも幅広く取り入れられている。

南米アンデスの穀物「キヌア QUINOA」に再び脚光キヌアは粟や稗のように雑穀類のように食されることが多いが、厳密にはイネ科ではなくアカザ科に属し、ほうれん草やサトウダイコン、アカザなどに近いのだそう。10種類の必須アミノ酸を全て含み、たんぱく質も豊富な栄養価の高い植物だ。日本でも、ずいぶん前にTVの健康番組の影響でちょっとしたブームとなったことがある。その後は一般市場においてはすっかり影をひそめたものの、ブーム後もアレルギーの方の代替食として利用されていたり、ベジタリアンの方や健康志向の方、カフェやレストランのメニューにに取り入れられるなど、ナチュラルフード業界においては既に身近な食材の1つとして定着してきている。

南米アンデスの穀物「キヌア QUINOA」アンデス地方に住む人々の間では、古代インカ帝国時代から食べられてきたというキヌアだが、最近になって世界的に需要が高まり価格が上昇。生産者に収入をもたらす半面、以前は身近だった食材が手が届きにくくなり、現地の食生活に影響を与えかねない点も問題視されている。

日本でも再び脚光を浴びつつあるが、以前のように一過性のブームが起こることで、本当に必要としている人の手にキヌアが入りにくくなるようなことがないことを祈っている。

 

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佐藤アキ (Aki Sato)プロフィール

大学時代は社会福祉を専攻。老人福祉を学びボランティア等の経験から「健康」「食」「環境」に強い関心を持つようになる。自身が幼少期から現在に至るまでアレルギー体質であることも、自然・健康産業分野に従事するきっかけのひとつとなった。首都圏を中心にオーガニック専門店を展開する企業で経験と実績を積んだ後、健康関連商品を扱う日本最大級の通販サイトへと活躍の場を移す。リアル店舗の現場からE-コマースの分野へと、当時オーガニック業界とは真逆の文化とも言えるであろう、インターネットという未知の世界に飛び込み、それぞれに黎明期とも言われる時代に経験を積んだユニークな経歴を持つ。それぞれの分野で蓄積された知識と経験を活かし、さらに消費者という情報の受け手側に立った視点も加えたソリューションを提供することを決意。業界先駆けとなるオーガニック専門の情報サイト『TOKYO ORGANIC LIFE (東京オーガニックライフ)』、『ORGANIC PRESS (オーガニックプレス)』を立ち上げた。

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