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子供たちの手づくり、アイディアが満載 エディブルスクールヤード・スクールガーデン

2013 / 11 / 30特集コラム


MARTIN LUTHER KING MIDDLE SCHOOL(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア中学校)の「エディブル・スクールヤード」。教職員、生徒、ボランティアの多くの人たちの手により、長い時間をかけて作られ維持されてきたこのスクールガーデンには、生徒たちのアイディアや手作りのものが満載だ。

子供たちの手づくり、アイディアが満載 エディブルスクールヤード・スクールガーデン

RAMADA(ラマダ)と呼ばれる、集会所。ガーデンクラスの始まりと終わりに全員がこのラマダに集まる。

子供たちの手づくり、アイディアが満載 エディブルスクールヤード・スクールガーデン

夏には蔓性の植物などの葉が生い茂って、自然な日よけの場所ができる。これら、エディブルスクールヤード内のラマダをはじめとするほとんどの構造物は、ガーデン周囲で育った木や枝などを使って作られている。

「Welcome To The Ramada」と書かれた看板、植えられた野菜や穀類、果樹などの名前が書かれた木でできたプレートなども、すべて生徒たち手作りのものだ。 

子供たちの手づくり、アイディアが満載 エディブルスクールヤード・スクールガーデン
雨などにも強いプラスチックや油性のペンで書かれたものはなく、全て木材にペンキで手書きされている。板の長さも書き方も統一されたものではなく、イラストなども自由に描かれている。創造性の豊かな子供たちの感性がそのまま表れている。カラフルなものだが、ナチュラルなガーデンに違和感なく溶け込む、温かみがある。

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作業小屋にずらりとかけられたグローブがまた、とても印象的だった。

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生徒たちが共有している作業用グローブ。左右の手の組がバラバラになってしまわないように、なくなってしまわないようにと、洗濯ばさみを板につけて、グローブを組ずつクリップするようになっている。これらも、生徒から出てきたアイディアで、手作りのものだそうだ。

子供たちの手づくり、アイディアが満載 エディブルスクールヤード・スクールガーデン
整理整頓をすることにより作業効率をより良くすること、大人数で共同作業を行うにあたりルール作りをすること、など、子供たちは体験的に身につけている。

子供たちの手づくり、アイディアが満載 エディブルスクールヤード・スクールガーデン

子供たちが簡単に小屋から持ち出されるようデザインされた、車輪が付いたラック。ここにかけられた長靴も、左右の足がちゃんと対になるように番号が書かれ、整理整頓されている。

子供たちの手づくり、アイディアが満載 エディブルスクールヤード・スクールガーデン

これらが収められている作業小屋や、鶏小屋などの建物もまた、自然素材を使ったものだ。大人の知恵と子供の知恵。専門家により計算されて造られているもの、子供のアイディアにより生まれたものなど、様々なものすべてが、自然がもたらす景観に上手く溶け込んでいるのが印象的だった。

 

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佐藤アキ (Aki Sato)プロフィール

大学時代は社会福祉を専攻。老人福祉を学びボランティア等の経験から「健康」「食」「環境」に強い関心を持つようになる。自身が幼少期から現在に至るまでアレルギー体質であることも、自然・健康産業分野に従事するきっかけのひとつとなった。首都圏を中心にオーガニック専門店を展開する企業で経験と実績を積んだ後、健康関連商品を扱う日本最大級の通販サイトへと活躍の場を移す。リアル店舗の現場からE-コマースの分野へと、当時オーガニック業界とは真逆の文化とも言えるであろう、インターネットという未知の世界に飛び込み、それぞれに黎明期とも言われる時代に経験を積んだユニークな経歴を持つ。それぞれの分野で蓄積された知識と経験を活かし、さらに消費者という情報の受け手側に立った視点も加えたソリューションを提供することを決意。業界先駆けとなるオーガニック専門の情報サイト『TOKYO ORGANIC LIFE (東京オーガニックライフ)』、『ORGANIC PRESS (オーガニックプレス)』を立ち上げた。

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