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エディブルスクールヤードを支えている、人や設備や小さな生き物たち

2013 / 12 / 5特集コラム


エディブルスクールヤード、ガーデンには、教師と生徒だけでなく、ガーデン専任のティーチャーやコーディネータースタッフなどの専門家がいて、ガーデンの作業だけでなく日々の管理や運営をしながらサポートするという体制ができている。

エディブルスクールヤードを支えている、人や設備や小さな生き物たち

また、彼らの助言やコーディネートにより、作業に必要な道具を収納する小屋の他にも、育苗台のある小屋、鶏小屋、コンポスト、養蜂箱、水回りの設備・・・etc

ガーデンを維持するために必要な建物、設備などが整っている。

エディブルスクールヤードを支えている、人や設備や小さな生き物たち

もう1つ忘れてはならないのが、ここに生きる小さな生物たち。ガーデン内には、野積みにされているものも含め、いくつかのポイントにコンポストが設置されている。ガーデンから出る作物の残さであったり、キッチンから出る野菜の屑をここに入れ、バクテリアの他にもミミズやその他昆虫類、菌類などにより分解され、いずれ堆肥となったら、またガーデンへ・・・と、循環していく。

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ガーデン内ではニワトリも飼っており、日中は放し飼いにされていることも多い。

鶏小屋とはまた別に「チキントラック」という小さな移動式の小屋もガーデン内にいくつか見かけた。

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チキントラックの中でも、ニワトリたちが、自由に動き回れる充分なスペースがある。この中にニワトリを入れ、雑草を食べてほしいと思う場所に、トラックを設置するというわけだ。エサとなる草がなくなったら別の場所へまた移動させる。雑草を食べてくれると同時に、ニワトリがそこで地面を突っついたりひっかいたり、糞をしたりするこで、その土が作物を植えるのに適したものとなる。

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スクールキッチンの建物とはまた別に、東屋のように見える建物がある。ここには水道とシンクが設置されていて、手を洗うことはもちろん、収穫した作物の土を洗い落としたり、皮を剥くなど調理の下ごしらえなどもできるようになっている。

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また、近くにはクラス全員が座れる、屋外のピクニックテーブルがあり、晴れた日にはここで全員が食卓を囲み、食事をすることもできる。

アリス・ウォータースの哲学が見える、学びの風景・エディブルスクールヤード

石やレンガを積み重ねて作ったピザ釜なども!

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天気のいい日、自分たちで育てて収穫した作物でつくり、みんなで食卓を囲み味わうピザは、さぞかし美味しいに違いない。

生徒たちにとって、きっと忘れがたい授業となるだろう。

 

 

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佐藤アキ (Aki Sato)プロフィール

大学時代は社会福祉を専攻。老人福祉を学びボランティア等の経験から「健康」「食」「環境」に強い関心を持つようになる。自身が幼少期から現在に至るまでアレルギー体質であることも、自然・健康産業分野に従事するきっかけのひとつとなった。首都圏を中心にオーガニック専門店を展開する企業で経験と実績を積んだ後、健康関連商品を扱う日本最大級の通販サイトへと活躍の場を移す。リアル店舗の現場からE-コマースの分野へと、当時オーガニック業界とは真逆の文化とも言えるであろう、インターネットという未知の世界に飛び込み、それぞれに黎明期とも言われる時代に経験を積んだユニークな経歴を持つ。それぞれの分野で蓄積された知識と経験を活かし、さらに消費者という情報の受け手側に立った視点も加えたソリューションを提供することを決意。業界先駆けとなるオーガニック専門の情報サイト『TOKYO ORGANIC LIFE (東京オーガニックライフ)』、『ORGANIC PRESS (オーガニックプレス)』を立ち上げた。

http://www.organic-press.com/about/