ホーム > 特集コラム > 海外オーガニック情報 > ショップ・売場 > パリのスーパーMonoprix(モノプリ)青果売場の3割はビオ!? PBオーガニックラインも展開

パリのスーパーMonoprix(モノプリ)青果売場の3割はビオ!? PBオーガニックラインも展開

2016 / 11 / 11特集コラム


フランス発の高級スーパーマーケット、といえば「Monoprix(モノプリ)」。食料品をはじめ、衣料品や生活雑貨まで、様々な商品を扱っている。チェーン展開していて多数店舗はあるが、シャンゼリゼ通りに面した店舗が有名だ。この店舗は衣料品を中心としているが、角の小道を入ったところに、食品が販売されている別棟がある。

フランス・パリ オーガニックスーパー・自然食品店視察先まとめ

この別棟食料品売場の一番奥が、青果コーナーとなっているのだが、Monoprix(モノプリ)のPB、BIOシリーズの黄色と青色をメインカラーとしたPOPや、アイキャッチなどで、BIOの売り場が一目でわかる。また、そのラインナップを見て驚いた。右の壁に設置された冷蔵コーナーすべてがBIO。ざっと見て売場全体の3割ほどがBIOの野菜や果物で占められていた。

パリのスーパーMonoprix(モノプリ)青果売場の3割はビオ!? PBオーガニックラインも展開

単身者でも購入しやすい、小分けにパックされたものが多い。コンビニ風の売り場だが、小規模のビオ専門ショップより、むしろ品揃えは充実しているかもしれない。

日本でも最近のスーパーでは「有機JAS」認証のコーナーが設けられているところもあるが、たいていは目立たない場所でひっそりと展開されている。そのため、品揃えが悪く欲しいものがない。(見つからない&探せない)鮮度もいまいち。→高い→売れない→鮮度が落ちる→在庫をあまりもたない→品揃えが悪い・・・という循環に。

Monoprix(モノプリ)のように、思い切って3割以上はオーガニックに!というくらい大胆に売場を作らないと、なかなか一般の消費者が有機野菜を購入するという行動へとつながらない。有機野菜の良さや美味しさが伝わらず、結果、有機(オーガニック)が広がらない。

パリのスーパーMonoprix(モノプリ)青果売場の3割はビオ!? PBオーガニックラインも展開

Monoprix(モノプリ)ではPB製品を数多く展開しているが、BIO(オーガニック)のシリーズがある。パッケージデザインもPOPで可愛らしい。なんと、スープや野菜のピューレなど冷蔵の加工品までBIO認証!お菓子も手頃な価格のBIO製品がずらり。

Monoprix(モノプリ)に、PBのBIO(オーガニック)製品がたくさんあることに驚いたのはもちろんだが、これに加えて一般のメーカーによるBIO認証製品も豊富に取り揃えている。BIOの野菜、パン、菓子、飲料、冷蔵品、総菜類なども、すべてがここで揃うのはうれしいかぎりだ。

パリのスーパーMonoprix(モノプリ)青果売場の3割はビオ!? PBオーガニックラインも展開

日本でも、イオンのPBのトップバリュ グリーンアイ オーガニックが出ていたり、高級スーパーの成城石井のPBでオーガニックのものが出てきたりと、専門店ではない一般のスーパーやコンビニがオーガニックのPB品を企画、生産する時代になってきた。また、有機野菜や一般の有機製品の取り扱いも増えてきている。しかし、それはまだ全体から見たらごくわずかだ。

専門店のように、すべてをオーガニック&ナチュラルにする必要はないのだが、やはり中途半端では、「売れない悪循環」に陥ってしまう。そんな、有機は売れない・・・と思っている一般のスーパーやコンビニ、百貨店の方、パリへ行くことがあれば一度Monoprix(モノプリ)食品売り場をチェックしてみてほしい。有機と有機でないものとの品ぞろえのバランス、PB製品の品揃え、商品企画力など、参考になることがたくさんあると思う。

※Monoprixの店舗すべてが本記事の内容と同じとは限りません。視察等、その旨各自ご判断の上お願いします。

***************************************************

佐藤アキ (Aki Sato)プロフィール

大学時代は社会福祉を専攻。老人福祉を学びボランティア等の経験から「健康」「食」「環境」に強い関心を持つようになる。自身が幼少期から現在に至るまでアレルギー体質であることも、自然・健康産業分野に従事するきっかけのひとつとなった。首都圏を中心にオーガニック専門店を展開する企業で経験と実績を積んだ後、健康関連商品を扱う日本最大級の通販サイトへと活躍の場を移す。リアル店舗の現場からE-コマースの分野へと、当時オーガニック業界とは真逆の文化とも言えるであろう、インターネットという未知の世界に飛び込み、それぞれに黎明期とも言われる時代に経験を積んだユニークな経歴を持つ。それぞれの分野で蓄積された知識と経験を活かし、さらに消費者という情報の受け手側に立った視点も加えたソリューションを提供することを決意。業界先駆けとなるオーガニック専門の情報サイト『TOKYO ORGANIC LIFE (東京オーガニックライフ)』、『ORGANIC PRESS (オーガニックプレス)』を立ち上げた。

http://www.organic-press.com/about/