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トランス脂肪酸 TRANS FAT

2013 / 09 / 5用語解説


トランス脂肪酸(Trans Fat , Trans Fatty Acid)には、牛などの反芻(はんすう)動物の脂肪に含まれている脂肪酸のように、天然に食品中に含まれているものと、油脂を加工・精製する工程でできるものがあります。

天然の不飽和脂肪酸はふつうシス型で存在しますが、牛や羊などの反芻(はんすう)動物では、胃の中の微生物の働きによってトランス脂肪酸が作られます。そのため、牛肉や羊肉、牛乳や乳製品の中に天然に微量のトランス脂肪酸が含まれています。

常温で液体の植物油や魚油から半固体又は固体の油脂を製造する加工技術の一つである「水素添加」によってトランス脂肪酸が生成する場合があり、水素添加によって製造されるマーガリン、ファットスプレッド、ショートニング、それらを原材料に使ったパンやケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などにはトランス脂肪酸が含まれます。

また、植物から油を絞る際には、精製する工程で好ましくない臭いを取り除くために高温で処理を行います。この際に、植物に含まれているシス型の不飽和脂肪酸からトランス脂肪酸ができるため、サラダ油などの精製した植物油にも微量のトランス脂肪酸が含まれています。

 

 

▽参考:農林水産省「トランス脂肪酸に関する情報」http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/index.html