家庭で調理するカレーのルゥの消費は減少し、レトルトカレーの消費が増えてきているそうですね。この需要拡大を受けて、各メーカーがこぞってレトルトカレー商戦に力を入れているようですが、それはオーガニック&ナチュラル業界も同じ。最近は手軽に楽しめるレトルトタイプのカレーが進化しています。
有機野菜を取り入れたもの、化学調味料不使用のもの、動物性原料不使用のものなど、ナチュラル系やベジ系レトルトカレーは以前からありましたが、最近有機JAS認証を取得した「オーガニックレトルトカレー」が増えてきましたね。
今年新発売となった「風と光と有機野菜カレー」は、有機認証を取得しているだけでなく、動物性原料不使用のVEGAN(ヴィーガン)と小麦不使用のGLUTEN FREE(グルテンフリー)を実現。さらには、油脂も不使用。そのうえ、サトウキビ由来の砂糖の代わりに、有機ココナッツシュガーを使用するなど、GI値にまで配慮しています。
実際に温めて、お皿に出して盛り付けてみました。カレーはかなりさらりとしています。ビーンズには、有機のひよこ豆と金時豆がゴロゴロ入っていました。
本格的なカレーというよりは、優しい味わいの甘口カレー。隠し味のたまり醤油でなんとなく和風の味がします。ハヤシライスの味に近い感じかもしれませんね。香辛料は控えめで、辛いカレーが好みの方には少々物足りないかもしれませんが、お子様も食べやすいと思います。辛い味が好みの方は、スパイス類をプラスしてアレンジしてもよさそうです。
パッケージをよく見てみると、「本品の収益の一部をSave the Children Japanに寄付させていただきます。」との一文がありました。オーガニックでサスティナブル(持続可能)なだけでなく、エシカル(倫理的)フードでもあるのですね。
風と光と有機野菜カレー「ビーンズ」「オニオン」のいいね!ポイント
◎オーガニック原料使用&認証取得
◎VEGAN(ヴィーガン)対応
◎GLUTEN FREE(グルテンフリー)
◎調理が手軽なレトルトカレー
◎エシカルフード
『ORGANIC PRESS vol.1』掲載商品
ORGANIC PRESS vol.1
Autumn 2018
特集:オーガニック新時代
・キーワードは「Quick & Easy」オーガニックも時短の時代!?
・日本生まれのオーガニックコスメに注目!
・気になる!トレンド?ORGANIC & NATURAL FOODS
・漬物女子増殖中!?ぬか床を作ってみよう
この記事を書いた人
オーガニックプレス編集長 さとうあき
インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。