北欧は世界の中でもエコへの意識が強いイメージがありますよね。フィンランドのヘルシンキにて、現在のオーガニック事情はどのようなものか見てきましたよ。

フィンランド語では「Luomu(ルオモ)」がオーガニックという意味です。パッケージに書かれていることも多いので覚えておくと便利です!

まずオーガニック専門のスーパーではなく、一般的なスーパーを見てきました。アボカドやフルーツ、もちろん野菜もたくさんオーガニックでした。

optiMSMやウィートグラス、スピルリナなどのパウダーも揃っています。

冷蔵エリアではヴィーガンチーズが用意されています。violifeのスライスヴィーガンチーズや、sheeseのギリシャのフェタチーズのようなタイプまでありましたよ。

乳製品は圧倒される量と種類が揃っているのですが、牛乳ももちろんオーガニックのものがあります。

【Ruohonjuuri】

オーガニックスーパーといえば有名な、Ruohonjuuri(ルオホンユーリ)。外観から葉っぱ柄のガラスが可愛いです。

オーガニック野菜はもちろん、スプラウト系の種類も豊富でした。
日本でも流行ってますよね。

オーガニックの卵は当たり前にあります。

このパッケージに載っている白鳥のスワンマーク(HYVÄÄ SUOMESTA – PRODUCE OF FINLAND)は、フィンランドの原材料かつ国内で作られたものに付けられるマークです。

そして白鳥繋がりで、ノルディックエコラベルも白鳥柄です。

主に北欧や北ヨーロッパの国々で、ゴミやCO2の排出の削減やエネルギー利用など、環境に配慮したものに付けられます。

黄色い実「シーバックソーン」のオーガニック商品が、ドリンクを中心にたくさんありました!日本にもヨーロッパだけでなく、2015年に日本と自由貿易協定FTAや経済連携協定EPAを締結したモンゴルからも輸入されてますよね。

シーバックソーンは食べ物エリアだけでなく、ドラックエリアにも関連商品があり、omega7を大きく謳っていました。ブルーベリーなどベリー系は目が良くなるイメージがありますが、その人気をひっくり返しそうな勢いです。

また、ヴィーガンのお肉コーナーまでこんな大きなショーケースがあります。

色んなメーカーさんが豆腐を使った商品を展開されてます。テンペのみならず、トマト豆腐やバジル豆腐といった洋風から揚げ豆腐、驚いたのは「ヘーゼルナッツ豆腐」という物もありました。食べやすくしたり、肉の質感につなげようと様々なアイディアがありますね。

オーガニック認証やnonGMOだけでなく、太陽光エネルギー利用などのマークも付いていました。

サプリメント類も豊富な品揃え。写真が撮れないくらいお客さんが手に取っていましたよ。

【Stockman】

ヘルシンキ中央駅近くには有名デパートのstockman(ストックマン)があります。

日本の出汁は鰹など動物性の物を使うことも多いので、オーガニックかつヴィーガン対応の簡単なストックは嬉しいですね。

こんな固形タブレットが入っています。

他には、大手のmaggiの液体タイプのストックも置いてありました。ベジタリアンを意味する「kasvis」という言葉が付いています。

輪っかの形のフィンランド名物のブレッド「ルイスレイパ」も、オーガニックバージョンがパンコーナーに用意されてましたよ。

【Vegekauppa】

今回予定が合わずに行けなかった「vegekauppa(ベジカウッバ)」というヴィーガンショップでは、イースターが重なっていたので、可愛いヴィーガンチョコのイースターエッグなども用意されていたようです。珍しい商品もあるかもしれません、ぜひHPでチョックしてみてください♪

【最後に】

こちらは私が泊まったホテルの朝食バイキングの一部です。なんと、ヴィーガンチーズやヴィーガンミートも揃っていたので頂きました。パンコーナーにはグルテンフリーも用意されていましたよ。

今回、ヘルシンキのアートスクールに通っていた友人からお店をチョイスしてもらったのですが、どこもオーガニックの品揃えとパッケージセンスの良さが表れていました。

自国製品を表すスワンマークのようなものを日本で作るとしたら、どんなものが分かりやすくてお洒落でしょうか?桜、刀、侍、、、ぜひ誇りを持って付けたくなるようなセンスのあるデザインになってほしいですね!

この記事を書いた人

GnR 代表 古屋 真衣

大学時代にオランダの友人実家のオーガニックチーズに出会い、輸入をスタート。今ではALGARAN社のオーガニック海藻を輸入しながら、多種多様なオーガニック食材の認知を日本で深めようとしている

関連記事