日本農林規格(JAS規格)「有機料理を提供する飲食店等の管理方法」が2018年12月28日に制定され、2019年1月27日に施行されます。

近年、飲食店等で有機料理の取扱いを積極的に進める動きが拡大する一方、有機食材の由来や使用量を証明する等の共通ルールはなく、飲食店等ごとに管理方法が異なります。有機食材の情報を正確に提供するための管理方法を規格化することにより、次の効果が期待できます。

◎飲食店等における管理水準が向上。
◎消費者が必要とする情報や信頼を規格・認証で担保。
◎有機料理を望む顧客層の期待に応えるとともに、有機生産者の取組拡大に寄与。

▽参照ページ:農林水産省 資料
有機料理を提供する飲食店等の管理方法JAS

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運営責任者は有機食材及びその他この規格で要求される事項に関する知識を有していなければならなず、有機料理の提供に関わる要員に対して教育訓練を提供しなければなりません。また、有機食材の配合割合が 80%以上の有機料理を5品目以上提供できなければならないこと。調理責任者は,有機食材の受入れ時に有機食材であることの根拠を入手し、有機食材以外の食材と混合しないよう管理しなければならないこと。提供する全ての料理が有機料理である場合を除き、提供する全ての料理が有機料理であると一般消費者が誤認する表示をしてはならないことなどが、定められています。

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▽参照ページ:農林水産省 資料
有機料理を提供する飲食店等の管理方法

有機料理を提供する飲食店等の管理方法についての取扱業者の認証の技術的基準

有機料理を提供する飲食店等の管理方法の適合の表示の様式及び表示の方法

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