パタゴニア プロビジョンズより、環境革新的な多年生穀物「カーンザ」を使用した新作クラフトビール「ロング・ル―ト・IPA」が2021年11月18日(木)新発売。
パタゴニア プロビジョンズは、環境革新的な多年生穀物「カーンザ」から作られた世界初のビール「ロング・ルート・ペールエール」を、2016年(日本では2017年)に発売しました。それからさらに多くの農家と協力して米国内外でカーンザの生産面積を増やし、2019年にロング・ルート・ウィット、2021年にロング・ルートIPAを発売します。
ロング・ルート・IPA
「ロング・ルート・IPA」は、カスケードホップとチヌークホップ、クリスタル40モルト、カーンザを使用し、伝統的な西海岸スタイルで醸造されました。すっきりしたドライな苦みと、モルトのしっかりした風味、爽やかな柑橘系と松の香りが特徴です。アルコール度数:6.2%。
ロング・ルート・IPA
■容量:355ml
■価格:484円(税込)
■生産:ホップワークス・アーバン・ブルワリー(米国オレゴン州 ポートランド)
■販売開始:2021年11月18日(木)
■発売場所:パタゴニア直営店、パタゴニア公式サイト
なぜ、ビールなのか?
パタゴニアがビールを開発した深い理由は、素材調達の経験から、農業についてさまざまなことを学んできたことにあります。穀物とホップから作られるビールも、農産物のひとつです。
現在、工業型農業が世界の地球温暖化ガスの約4分の1を放出していますが、私たちは、農業の未来は別の形にあると考えています。自然を修復して、二酸化炭素の放出を削減し、土壌の生物多様性を促進させ、化学肥料や農薬を使わない効率的な穀物生産を可能にする農業です。
ウェス・ジャクソンが設立した米国カンザス州の〈ランド・インスティテュート〉では、多年生穀物「カーンザ」の開発により、そのような農法を画期的に前進させました。
カーンザは、長い根と多年生という特徴により、耕起や農薬なしに成長します。従来の小麦より水を使わず、表土を回復させ、一年生穀物より多くの炭素を大気中から吸収します。そして収穫後に地中に残った根が分解されるとともに、炭素を土に封じ込めます。
写真:紐に吊るしたカーンザの根を誇らしげに見つめる〈ランド・インスティテュート〉創設者のウェス・ジャクソン
パタゴニア プロビジョンズ
「パタゴニア プロビジョンズ」は、責任ある農業や漁業をサポートすることで、私たちの故郷である地球を救うために展開している食品事業。天然のスモークサーモン、オーガニックの原料を使用したスープとグレインズとフルーツバー、ヨーロッパのオーガニック認証済ムール貝、さらにより多くの炭素を土に閉じ込める多年生穀物を原料にした環境革新的なクラフトビールなど全31製品を展開(11月18日現在)。パタゴニア本社では2012年、パタゴニア日本支社は2016年から販売。
▽パタゴニア プロビジョンズ公式サイト
https://www.patagoniaprovisions.jp/
▽パタゴニア プロビジョンズ公式インスタグラム
@patagoniaprovisions.jp