オーガニック アイリッシュモス / Organic Irish Carragheen Moss

アイリッシュモスは、欧米では以前からデザートのブラマンジェやゼリーの材料として使われていました。とろっとしたぬめりが特徴で、栄養成分のバランスが非常に良い海藻です。最近ではスープ、サラダ、デザートと幅広いレシピに用いられることから、多くのベジタリアンの間で、また、ローフードとして非常に人気が高まっている海藻です。日本では「ツノマタ」として知られています。

アイルランドは手付かずの自然がいまだ多く残されており、環境保全を特に重要視する国の一つでもあります。そんな環境の中、アイルランド北西ドンガル地方の海藻は、環境汚染のない世界的にも珍しく驚くほどクリーンな海域で育ちました。このエリアは内陸からの河川がほとんどなく、工場や家庭、農薬による汚染水が海へ流れ込む心配がありません。またこの海域は非常に荒々しい波が打ちけ、大型船でも近づくことができない程ですので、船舶の運行に伴って生じる汚染がありません。全ての海藻は、現地で手作業による収穫後、豊富な栄養を逃さぬよう低温で天日干しをしています。常に自然への敬意と美しい海の環境保全に最大限の配慮を心がけています。

EUオーガニック委員のNaturelandによるオーガニック海藻の主な基準指針は、現在も各EU認定機関がガイドラインとしています。 海藻を収穫をする際には、海藻の生息域が環境保護されることを保証しなければなりません。 ＊以下、参考資料より抜粋  Naturland  (http://www.naturland.de)

●全ての海藻収穫場所に関する必要条件
放射能、化学的、細菌学的汚染のないクリーンな水域に限る。原子力発電所、家庭や工場からの下水汚染、廃棄物、主要港湾、集約農業地、従来の水産養殖用地や沿岸工業のない場所とする。

●生育場所
海藻は指標生物と考えられる。海藻の微生物学的状態、化学的状態が水質に反映するため欧州議会 Water Framework Directive(WFD) によって承認された環境的に良質(クラス1又2)の水域に限る。

●収穫計画
全ての事業は環境評価に基づいて、自然環境を壊さない持続的なマネージメント計画を提出しなければならない。収穫場所の海藻のみならず、他の植物への影響がないよう計画が承認される必要がある。海藻は生殖継続を促すため全て刈り取ることはできない。海藻の種類の中には特殊な成長過程や収穫により、その生息環境が破壊される恐れのあるものもあり、それらの種類の海藻は収穫できない。海藻は持続可能な方法で採取され、最大収穫量は毎年収穫前に確定する。(例:Algaran社の場合 20トン)

●モニタリング
収穫による自然環境への影響をモニタリングするフィードバックの仕組みを取り入れる。

●収穫方法
収穫方法は、海藻やその生息環境にダメージを与えぬよう最大限の配慮が必要で、器械を用いた収穫は、環境への悪影響がないという実証がない限り認められない。収穫後は、海藻の乾燥に直火使用は禁止。有害な煙やガス等との接触は認められない。加工過程で化学薬品の使用を禁ずる。

・オーガニック アイリッシュ ミックス海藻 / Organic Irish Mix Seaweed
・オーガニック アイリッシュモス / Organic Irish Carragheen Moss
・オーガニック アイリッシュ シースピルリナ / Organic Irish Sea Spirulina
・オーガニック アイリッシュダルス / Organic Irish Dulse
・オーガニック アイリッシュわかめ / Organic Irish Wakame
・オーガニック アイリッシュ シースパゲッティ / Organic Irish Sea Spaghetti