感謝の気持ちを贈り物で表したいとき、いったい何を贈ったら良いものか?と、迷ったりしたことはありませんか?いつも食べている有機食品が美味しいからとはいえ、パッケージがね、、とあきらめてしまうこともしばしば。私たち、オーガニックに携わるものとしても、ちょっとした手土産、贈り物などに何を選ぶか?は常に悩ましい問題です。
「皇帝の宴 一期一會」は、日本の伝統調味料、醤油を作り続けて百余年、ヤマキ醸造と、永きに亘り和食文化を伝承してきた「四條司家」の歴史と伝統が共鳴して誕生した、和食のための調味料。醤油と香りとうまみはそのままに、塩分を三分の一に控えた、素材の味を引き立てる調味料です。国産の有機原料を使用し、製品にも有機JAS認証を取得しています。
【四條司家監修・こだわり三箇条】
1.安全性の確かな国産有機原料を使用する
2.昔ながらの木桶熟成、伝統製法で造る
3.和食を引き立てる風味と味わい
「皇帝の宴 一期一會」は、重厚で高級感ある箱や瓶のデザインです。製品としても、有機認証(オーガニック)であることに加え、塩分を控えているという面でも健康を気遣う方へも安心して送ることができるのもうれしいですね。年配の方、目上の方にも失礼にならない贈り物になりそうです。日常使いの調味料としても、このコンセプトや製造方法、原材料、味など、トータルとして考えたらそう高く感じません。贈答用としても、最適なビジュアルと価格だと思います。
※化粧箱の中の瓶は不織布でラッピングされています。
実際に同社の有機醤油と、シンプルにお豆腐にかけて食べ比べしてみました。従来の醤油よりおよそ塩分を1/3カットしているとのことですが、確かに塩分控えめ。醤油のほうは香りよりも塩を強く感じますが、「皇帝の宴 一期一會」の方は塩気とうまみ、甘みのバランスが良くまろやか!塩角が取れていて、出汁のような旨味を感じます。
冷ややっこ、天ぷら、お刺身など、どんな和食にも合いそうです。お酢が含まれているようですが、ポン酢のようにあまり強い酸味は感じないので、すっぱいものが苦手な方やお子様、どなたにも愛される味だと思います。
ギフトとしては最適ですが、唯一、要冷蔵品であるのが残念なところ。また、包装が過剰すぎと感じてしまうかもしれません。商品名も「皇帝の宴 一期一會」とだけ聞くと、どんな商品かがわかりにくい可能性があるので、ギフトの場合はリーフレットなどの同梱があったほうがいいですね。現在は毎月限定2,000本で直販のみのようですが、もし店頭で販売することがあれば、ネーミングは再考すべきかも?プライスカードへの説明書きは必須かもしれません。
ちなみに、同品は火入れをしない「生揚げ醤油」を使用しているため、発酵が進まないように冷蔵保存が必要です。お豆腐にかけてしばらく置いておくとチーズのような風味になるよと聞いて、実際に試してみました。水切りしたお豆腐にかけて、1~2日冷蔵庫へ。クリームチーズのような味に変化しました。本物の発酵食品である、という証ですね。
「皇帝の宴 一期一會」のいいね!ポイント
◎ギフトに最適なビジュアル
◎塩分を約1/3カット
◎日本の伝統製法
◎有機JAS認証
◎手ごろな価格帯 ※1本 2,500円(税抜)
◎和食に最適な旨味と美味しさ
【共同企画】オーガニックプレス&オーガニックヴィジョン
「オーガニックの商品力」
これからのオーガニック業界では、商品そのものが魅力を放つ「商品力」が必要とされるだろう。市場と消費者意識をいちはやく察知したメーカーによる、多彩な「商品力」を持つオーガニック商品にフォーカス。商品を検証、実食し、さまざまな視点から新商品を分析する。
※一般社団法人オーガニックヴィレッジジャパン(OVJ)発行「ORGANIC VISION vol.11」(発売日:2018年7月31日)オーガニックプレス&オーガニックヴィジョン共同企画「オーガニックの商品力」にて、一部レビューコメントが掲載されます。
この記事を書いた人
オーガニックプレス編集長 さとうあき
インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。