道幅もナイアガラの滝幅もスケールが壮大すぎるカナダ。

日本からカナダの中では一番近い都会のバンクーバー、日本では桜が寒い地域でも終わりかける5月、カナダでは地球温暖化の影響でゴールデンチェーンこと黄金の藤棚ラバーナムも咲き始める鮮やかな季節です。

まずはカナダ最大の人口都市「トロント」で開かれた食品展示会SIALに訪れました。写真はケベック州はじめローカルチーズを集めたコーナー、さすが英語より先にフランス語が飛び交います。

トロントから少し郊外の、Evergreen brick works に伺いました。

負の遺産のようなDon Valley Brick Worksが、2010年より生まれ変わり環境やコミュニティ、そしてアートフルな世界を考える素晴らしい場になっています。ちょうど子供達が苗の植え替えをしていました。土曜などはマルシェも開かれてますよ。

ローカルなプロダクトが集まるショップやカフェも、再利用されたインテリアに溢れていて商品セレクトもお洒落。ちなみにトロント街中のスーパーLoblowsなどにも、オーガニックコーナーやオーガニック認証付きのコーヒー豆量り売り等が揃っていました。

さて、お待ちかねのバンクーバー、Yaletownエリアに戻り、オーガニックスーパーをいくつか見てきました。

Urban Fair

入ってびっくり店内の広いこと!おそらく7種以上を超えるりんごや梨の種類の豊富さにも驚かされましたが、マヨネーズはじめ調味料のバリエーションにも同じく驚かされました。

街中には植民地だったイギリスはもちろん、Granville IslandからKitsilanoエリアではギリシャ街はじめ中近東文化も多く、話しているとおじいちゃんの世代にニュージーランドから来たなど、オープンに皆がいつカナダに来たかなど、話が弾むダイバーシティ感が素敵ですね。

Choice Market

カナダも海が沢山あるので、もちろんアメリカのオーガニック海藻メーカーもありましたが、カナダのブランドも塩蔵と乾物が並んでいました。

ダルスは“海のベーコン”としっかり記載されていますね♪

伺えなかったのですが、Tama Organic Lifeは日本人の方がセレクトされていると、バンクーバー住みの日本のこと大好きなカナダ人が紹介してくれました。ぜひ次回伺ってみたいです。

写真は、チャイナタウンはじめいくつか店舗を構えるT&T Supermarket。日本やアジアのヘルシー食材を手に入れるのにおすすめですよ。

まとめ

展示会でもそうなのですが、オーガニック認証は特にさらっと付いていて押し出していないものが多いです。

カナダはヘルシードリンクの新入りがコンブチャやショットだけならず、発酵アシュワガンダ入りのアダプトゲン入り缶ジュースなど、ハイセンスなデザイン含めて増えていてワクワクしました!

ヴィーガンやプラントベースフードも多く、サーモンの代替として、にんじんのスモークしたものがあったり、日本にも上陸しているヴィーガンエッグの素(さらには白身タイプ)などもありました。

ここバンクーバーでは特に、色々な国から来ている人たちが運営しているお店、人、街やコミュニティなどが、あちこちに見られました。

中には日本文化をリスペクトしすぎて、現地でSakeを作って飲み比べさせてくれるお店や、日本茶を目の前で振る舞ってくれるお店なども。


こちらは、日本人の方が営業されている、ヴィーガンプディングテイクアウト専門のお店。生クリームではなく、ココナッツホイップを追加できます!

食の選択を広げる需要の高まり、さらに盛り上がってほしいです。

この記事を書いた人

GnR 代表 古屋 真衣

大学時代にオランダの友人実家のオーガニックチーズに出会い、輸入をスタート。今ではALGARAN社のオーガニック海藻を輸入しながら、多種多様なオーガニック食材の認知を日本で深めようとしている。

関連記事