農林水産省は、令和3年3月29日に農林水産大臣を本部長とする「みどりの食料システム戦略本部」の第2回会合を開催し、「みどりの食料システム戦略 中間取りまとめ」を決定しました。5月までに戦略を策定予定。

この「中間取りまとめ」について、広く国民の皆様からの意見・情報をいただくため、令和3年4月12日(月)までの間、パブリックコメントを実施します。

▽参照ページ
令和3年3月30日 農林水産省プレスリリース
「みどりの食料システム戦略 中間取りまとめ」の公表及び意見・情報の募集(パブリックコメント)について
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kankyo/210330.html

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【目指す姿と取組方向】※みどりの食料システム戦略 中間とりまとめ(概要)より一部抜粋

■2050年までに目指す姿
>農林水産業のCO2ゼロエミッション化の実現
>低リスク農薬への転換、総合的な病害虫管理体系の確立・普及に加え、ネオニコチノイド系を含む従来の殺虫剤に代わる新規農薬等の開発により化学農薬の使用量(リスク換算)を50%低減
>輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の使用量を30%低減
>耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%(100万ha)に拡大
>2030年までに食品製造業の労働生産性を最低3割向上
>2030年までに食品企業における持続可能性に配慮した輸入原材料調達の実現を目指す
>エリートツリー等を林業用苗木の9割以上に拡大
> ニホンウナギ、クロマグロ等の養殖において人工種苗比率100%を実現

■戦略的な取組方向
2040年までに革新的な技術・生産体系を順次開発(技術開発目標)
2050年までに革新的な技術・生産体系の開発を踏まえ、
今後、「政策手法のグリーン化」を推進し、その社会実装を実現(社会実装目標)

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みどりの食料システム戦略 ~食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現~中間取りまとめ(案)(本体)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/attach/pdf/team1-117.pdf

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