株式会社エコデザイン認証センターでは、鶏にやさしく、環境に配慮し、持続可能な飼育方法である平飼い飼育の普及拡大を目的として、本年7月から我が国初の第三者民間認証による「採卵鶏の平飼い鶏卵認証」(以下平飼い鶏卵認証)を本格的に開始しました。

本認証の規格・基準は採卵鶏の平飼い方式における国際的な水準に合致し、認証フローはJAS法を踏襲しています。認証取得を目指す生産者は、株式会社エコデザイン認証センターが定める事前講習→書類審査→実地検査→判定審査をクリアーすることが求められます。今シーズン(本年10月末時点)は以下4件の生産者が認証を取得しました。

第1号:旭商事株式会社 / 代表取締役 山根浩敬 / 徳島県 / 平飼い方式

第2号:農業生産法人黒富士農場 / 代表取締役 向山洋平 / 山梨県 / 放牧平飼い方式

第3号:ナチュラファーム株式会社 / 代表取締役 一柳憲隆 / 埼玉県 / 多段式平飼い方式

第4号:有限会社サントクファーム / 代表 豊村彰治 / 千葉県 / 平飼い方式

旭商事株式会社
【平飼い方式】

農業生産法人黒富士農場
【放牧平飼い方式】

株式会社ナチュラファーム
【多段式平飼い方式】

有限会社サントクファーム
【平飼い方式】

平飼い鶏卵認証のロゴマーク

認証基準は、「採卵鶏の平飼い飼養管理基準」に基づく飼養環境と鶏舎構造の視点から3種類に分類。認証対象鶏舎及び施設で生産された認証鶏卵は、数量管理によって、非認証鶏卵とは分別保管されトレーサビリティーも確保。格付けされた鶏卵は、出荷の際にパック容器等に認証マークが貼付されます。

①放牧平飼い鶏卵(フリーレンジエッグ)
②平飼い鶏卵(ケージフリーエッグ)
③多段式平飼い鶏卵(エイビアリー)

農林水産省・新たなアニマルウェルフェア指針制定

弊社、株式会社エコデザイン認証センターによる認証事業の本格始動と軌を一にして、農林水産省では畜産物の輸出拡大と持続可能な食料システム構築を図るため、我が国のアニマルウェルフェアを国際水準とすべく、本年7月26日付にて新たな「採卵鶏の飼養管理に関する技術的な指針(5畜産第1066号)」(以下、新たな指針)を制定し、平飼い方式においては高い止まり木・営巣エリア・ついばみの材料ともなる敷料の適切な管理等が「実施が推奨される事項」として明記されました。

株式会社エコデザイン認証センターの平飼い鶏卵認証は国が新たな指針で示した推奨事項を全て網羅しておりますことから、制定直後より生産者は元より大手流通業者や生協団体等から多数のお問い合わせやご相談を頂き、アニマルウェルフェアや持続可能性に配慮した消費の高まりを実感しております。我が国において国際水準に準拠した平飼い鶏卵の一層の拡大に向けては、消費者の信頼を得ることが何よりも必要であり、そのため弊社は明確な規格・基準に立脚した平飼い鶏卵の第三者民間認証を今後とも力強く推進して参ります。

【お問い合わせ先】
〒101-0048 東京都千代田区神田司町 2-7 福禄ビル 3F
株式会社エコデザイン認証センター
電話:03-5283-2626

https://eco-de.co.jp/

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