オーガニックなお酒「ビオサケ」を盛り上げるプロジェクトを行ってきた一般社団法人オーガニックヴィレッジジャパン(OVJ)が、その価値をさらに広く伝えるために、プロジェクトチーム自ら酒米から酒造りを行い、「ビオサケ」のシンボルとなりうるオリジナル商品「つなぐ」を、2年をかけて完成させました。

酒米は、長野県伊那市長谷で新規就農した谷口修氏が、伝統ある「亀の尾」を自然栽培で育てました。また、ビオサケプロジェクトが中心となり、神奈川県愛川町で有機栽培で「山田錦」を育てました。

自然栽培米「亀の尾」と有機栽培米「山田錦」のハイブリッド

その双方を用い、福島郡山のオーガニックな酒造りを行う「仁井田本家」が、ビオサケの新たな可能性を探る酒造りに挑戦。古来の製造方法のひとつ「水酛」を現代の技術とハイブリットにアレンジ。それを夏から秋にかけて製造する「白露仕込み」で仕上げました。

仁井田本家が水酛を現代風にアレンジし夏仕込みに挑戦

名前には、米づくりと酒造り、そして飲む人を「つなぐ」存在になりたいという思いを込めました。オーガニックな自然の力が詰まった、ビオサケの未来を感じる一本です。

つなぐ 純米酒 白露仕込み

■容量:720ml
■原材料 :長谷産亀の尾×愛川産山田錦、米糀(国産米)
■製造場所 :福島県郡山市田村町
■製造方法:水酛×白露(夏)仕込み
■精米歩合:90%
■アルコール度数:14%
■杜氏 :仁井田穏彦/内藤高行
■製造元 :仁井田本家
■販売元 :恵比寿松田酒店

■購入について
購入ご希望の際は、以下より恵比寿松田酒店にお問い合わせください。

▽酒販店さま用お問合せページへ
https://organicsake.jp/contact/

※1ケース12本単位での購入をお願いいたします。3ケース以上で送料無料です

▽一般購入者さま
https://naturallife.official.ec 

ビオサケとは

「ビオサケ」とは、田んぼと酒造りと消費者をつなぐプロジェクト。自然環境を生かして育てた農産物と、水、土、気候などを生かして醸造した、オーガニック(※)なお酒の総称です。オーガニックの普及活動を行うオーガニックヴィレッジジャパン(OVJ)を中心に、酒蔵、販売事業者、飲食店、生産者、認証事業者などが集まり、環境に配慮した農業と酒造りを応援しています。

びおさけ新ロゴマーク

※ここでの「オーガニック」「ビオ」は、有機認証取得している農家・酒蔵に加えて、これから認証取得を志す酒蔵や農業者を含めた、広義の解釈を採用しています。従って、有機JAS認証等のように商品を区分けするための意図はありません。ただ、今後の表示ルールの変更も考慮し、「ビオサケ」という名称の発展的変更も検討しています。

酒蔵がビオサケを作れば、生産者が環境に優しいオーガニックな原料を作ろうとする。

オーガニックな生産が増えれば、農地を中心に環境が良くなる。

環境が良くなれば、持続可能な社会につながり、消費者の未来につながる。

こうした循環を作り上げるために、私たちはオーガニックを大事にする蔵と酒こそ、日本の酒の未来、ひいてはオーガニックを普及推進する根本をなす、日本の食文化と農業を次世代につなぐために重要な存在と捉えています。そこで、一般的に「オーガニック」と同義に使用される表現「ビオ」を採用し、「ビオサケ」というキーワードを打ち出しました。

具体的には、以下の2つのいずれかに該当する酒を「ビオサケ」と定義します。

◎有機JAS認証を取得している

◎可能な限り農薬化学肥料を使用しない原材料を使用し、自然の力を生かした製造方法を採用している

ビオサケプロジェクトに関するお問い合わせ

一般社団法人オーガニックヴィレッジジャパン(OVJ)事務局
ビオサケプロジェクト
担当:種藤
TEL : 03-6380-2168
URL:http://ovj.jp

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