日本ではオーガニック認証の洋生菓子、スイーツはほとんど流通していません。一方、海外ではオーガニックスイーツの商品開発が進んでおり、数多くの認証製品が販売されています。現在日本でも購入可能な、オーガニック原料を使用した本格派イタリアンデザート、Gildo Rachelli(ジルド・ラケーリ)社の「ティラミス・ビオ」「タルトゥフォ・ビオ」。本場イタリアから輸入している、チルドスイーツです。(輸入者:薬糧開発株式会社)

左:タルトゥフォ・ビオ 右:ティラミス・ビオ

日本では洋生菓子に使用される乳製品や卵など、オーガニックの原料が入手しにくく、また、入手できたとしても価格が高く、出来上がった製品は手の届きにくい価格になってしまいがちです。そもそも工場の認証取得の必要などハードルが高いことから、オーガニックの洋菓子を製品として流通させるのはとても困難です。流通にのせるためにある程度日持ちさせることを考えると、ハードルはさらに高くなります。

Gildo Rachelliの「ティラミス・ビオ」「タルトゥフォ・ビオ」は、チルド販売ながらある程度日持ちがすることで、小売への流通可能なのがうれしいですね。消費者にとっては、オーガニックの原料を使った美味しいイタリアのドルチェ(デザート)が、気軽に味わえるのは嬉しい!また、EUの認証マークに加え、フェアトレードの認証マークがついていることも注目。生産・製造過程に関わる人々の人権を尊重して作られています。

オーガニック系のお菓子には、バターや牛乳、生クリームといった乳製品や卵など、動物性原料を使っていないものが多く、低カロリーでヘルシーであることは嬉しい限り。でも、洋菓子の本来の食感や風味、美味しさがそのまま表現されているとは限りませんよね。

guilt=罪悪感、free=なし。罪悪感なく食べられる?と、もっぱら話題の「ギルトフリースイーツ」ですが、そのキーワードが広義に解釈されてあらゆるものに使われ、もうそろそろお腹いっぱいです・・・という方も多いのではないでしょうか。

美味しいスイーツは素材選びから始まるもの。オーガニックでフェアトレードな原料からつくられた本格派のイタリアンドルチェ。厳選されたホンモノの乳製品にしか出せない、クリーミーで濃厚な味わい、チョコレートの甘くて優しい美味しさは、誰もが幸せな気分になりますね。ギルトフリーブームから一周まわって「正統派スイーツ」の時代がくる?

日本でも洋生菓子のオーガニック化が、これからもっと進むことも期待したいですね。

ジルド・ラケーリ社の「ティラミス・ビオ」「タルトゥフォ・ビオ」のいいね!ポイント
◎オーガニック原料使用
◎フェアトレード原料使用
◎本格派イタリアンドルチェ
◎冷蔵保存で日持ち可能
◎美味しい!

『ORGANIC PRESS vol.1』掲載商品

ORGANIC PRESS vol.1
Autumn 2018
特集:オーガニック新時代
・キーワードは「Quick & Easy」オーガニックも時短の時代!?
・日本生まれのオーガニックコスメに注目!
・気になる!トレンド?ORGANIC & NATURAL FOODS
・漬物女子増殖中!?ぬか床を作ってみよう

この記事を書いた人

オーガニックプレス編集長 さとうあき

インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。

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