飛行機の出発待ちや乗り継ぎのために長時間過ごすことも多い場所、空港のターミナルビル。待ち時間にちょっと喉を潤したり、小腹を満たしたいといった欲求を満たしたり、お土産を購入したり、様々なサービス施設も充実している。
ところが残念なことに、空港という場所はオーガニック、ナチュラルな食生活をおくる者にとって、食べたい、買いたい、と思えるものが非常に少なく、実はとても過ごしにくい場所。おそらくベジタリアンの方やフードアレルギーの方などにとってはもっとだろう。食べられるものがない状態に等しいのではないかとすら思う。
空港は様々な国から、多様な食文化、食習慣を有する人々が一堂に集まる場所だ。多様化するニーズに合わせたサービスが求められる時代となってきているというのに、、、
まだまだ、日本は遅れている。
その一方で、欧米など海外の空港ターミナル内には、ナチュラル系カフェやスムージーショップなどが設置されていることが多い。
ドイツ、フランクフルト空港のターミナルには、もちろん、一般のショップやファストフード店などもたくさん存在するのだが、そんな中でもナチュラルやオーガニックの売店、デリなどのショップがとても充実していたのが印象的だった。
サンドウィッチ店やフレッシュジューススタンド。グラノーラやヨーグルト、フルーツやサラダ、パスタ、オーガニックのジェラートまで!オーガニックを取り入れた、添加物不使用のヘルシーな軽食がたくさん販売されている。
オーガニック専門店でなくても消費者の多様な好みやニーズにあわせた品ぞろえがされている。お土産などが販売されている普通の売店で、一般の商品と一緒にオーガニック製品が並んでいたり、冷蔵ケースには炭酸飲料と一緒に、オーガニックのジュースやスムージーも入っていたり。
なんとも、うらやましい。
日本の主要な国際空港も、ナチュラル&オーガニック製品やショップの導入について、是非とも検討していただきたい。
この記事を書いた人
オーガニックプレス編集長 さとうあき
インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。