オーガニックプレスが「オーガニック番付2025」を発表!2025年の1年間を通して話題になった商品やサービス、キーワードをランキング形式でご紹介します。
1位になった「有機酒類」は、2025年10月「有機JASマーク」の完全義務化に伴い注目度が高まりました。
令和7年9月30日に経過措置期間が終了し、10月より有機酒類「有機」等の表示が改正JAS法の適用になったこと。また、英国、米国、オーストラリア、ニュージーランドとの間で有機酒類の同等性が発効されたこと。これらにより、輸出を想定した有機日本酒等の拡大、国内流通の日本酒、ビールやワインなどに関しても、ますますオーガニックの選択肢が広がりました。
【1位】有機酒類
2025年10月「有機JASマーク」の完全義務化に伴い、有機JAS認証の酒類が増えるとともに、有機栽培や特別栽培で育てたお米や国産の有機ぶどうなどを原料に使った製品も増えてきています。また、日本の風土を活かし、日本の造り手によるオーガニックなお酒への期待が高まっており、地域活性化や日本の農業の未来を救う一手としても注目されています。

▽北海道ワイン後志ヴィンヤードより有機栽培葡萄によるファーストヴィンテージワインが誕生
https://organic-press.com/news/new-products/local_news41/
▽愛媛県今治市産オーガニックレモンを使用したクラフトビール「IMABARIレモンビール」が誕生
https://organic-press.com/local/local_news46/
▽パタゴニア プロビジョンズの自然酒コレクション「やまもり ミニ」「繁土 ハンド ミニ」新発売
https://organic-press.com/news/patagoniaprovisions_news05/
▽浅舞酒造株式会社と小林茂和氏(うご八かやぶ喜)によるオーガニック日本酒「一燈」限定発売
https://organic-press.com/local/local_news43/
▽亀岡産山田錦を100%使用し菊正宗が醸造!日本酒「土と田と The Beginning 2024」
https://organic-press.com/local/local_news45/
▽パタゴニア プロビジョンズより日本初リジェネラティブ・オーガニック認証取得の日本酒が登場
https://organic-press.com/news/patagoniaprovisions_news07/
▽コープ自然派のプライベートブランド「自然派Style」から有機純米料理酒が新発売
https://organic-press.com/news/coop-shizenha_news01/
【2位】BIO-RAL(ビオラル)
ライフがプロデュースするナチュラルスーパーマーケット「BIO-RAL(ビオラル)」が、続々と店舗数を増やしています。2025年は3月に3店舗、関西初のビオラルカフェ併設店「ビオラルうめきた店」京王線新宿駅直結「ビオラル新宿京王百貨店」、神戸初のBIO-RAL「ビオラルさんちか店」がオープンしました。2030年までに50店舗を目指しています。

【3位】オーガニック製品のPB化
2位にもランイクンした、ライフコーポレーションのビオラル事業で、特に力を入れているのはPB(プライべートブランド)の開発。BIO-RALのPB商品も続々と発売されています。9月8日からは、Amazon.co.jpにて「BIO-RAL(ビオラル)」の全国販売も開始されました。また、イオンのPBであるTOPVALU(トップバリュ)は、オーガニックや添加物に配慮した「トップバリュ グリーンアイ」のグリーンアイオーガニックのシリーズから、有機認証のPB製品が続々と発売されています。また、生協のコープ自然派も、プライベートブランド「自然派Style」を展開しており、ラインナップを増やしています。
有機食品のPB化は、業界全体としてみれば有機JAS、オーガニックの認知拡大、全体の市場の拡大に繋がることが期待されています。消費者から見ると身近なスーパーでオーガニック製品を購入する選択肢が増え、さらに比較的安価で購入できるというメリットもあります。
また、有機食品のPB化は、製造メーカー側から見ると受託製造することにより安定した大口発注といったメリットもあります。その一方で製造メーカーとしてのブランド認知低下、有機原料の安定供給不安、安いPB商品と既存の商品との価格競争リスクも考えられます。
大手スーパーによる有機食品のPB化によって、少しずつ専門店との境界線が狭まってきています。オーガニック専門店や小さな自然食品店が生き残っていくためには、一般的なスーパーにはない圧倒的な専門性と深さを持つことが、今後ますます求められていくのかもしれません。
▽ライフのプライベートブランド 「BIO-RAL」アマゾンで全国販売開始
https://organic-press.com/news/retail_news202509-01/
▽トップバリュ「fun fun smile」ベビーフード拡充!オーガニック認証商品など7品目を発売
https://organic-press.com/news/aeon_news14/
▽イオン「トップバリュ グリーンアイオーガニック 平飼いたまご」の販売店舗数を拡大
https://organic-press.com/news/retail_news202501-01/
▽コープ自然派オリジナル!有機JAS認証「国産素材にこだわる有機ラーメン」新発売
https://organic-press.com/news/coop-shizenha_news03/
【4位】グルテンフリー / 令和の米騒動
“令和の米騒動”をきっかけに、GLUTEN FREE(グルテンフリー)への注目が再び高まりました。米不足からお米の代わりに小麦製品などを選択する一方で、昨今の健康志向の高まりも受けグルテンフリー製品を選択する方も増えました。また、政府備蓄米の放出や古米、古々米の流通促進に関するニュースが連日メディアを賑わせたこともあり、主食用としてお米の消費量を増やすだけでなく、「米粉」「米粉パン」「米麺」など、用途を多様化することでお米の国内需要を底上げしたい、という消費者心理が働いたことも需要の後押しとなったのではないでしょうか。

▽アルチェネロ 有機グルテンフリー・パスタシリーズに「フジッリ」「スパゲットーニ」が仲間入り!
https://organic-press.com/news/nichifutsuboeki_news11/
▽グルテンフリーベーカリーORGANIC JUNKIE 米粉パン工房が有機JAS認証を取得
https://organic-press.com/news/organicjunkie_news02/
【5位】あきたこまちR
IFOAM(IFOAM – Organics International=国際有機農業運動連盟)は、「あきたこまちR」について安全性やリスク評価の不十分さ、表示、有機JAS認証の不整合等について懸念を表明し、2025年11月25日、農林水産大臣、秋田県知事など3者宛てに書簡を送付しました。
【IFOAMと日本の農水省等の見解の重要な相違点】
1.「あきたこまちR」は放射線育種か遺伝子組み換え食品(GMO)か
2 有機認証(JAS)の適合性と表示
3 市場流通や表示についての立場の違い
4国際的な整合性
日本の有機JAS認証の基準が国際的な有機基準と乖離していくことも懸念され、今後、国際的な枠組みとしての議論も本格化していくとみられています。
▽「あきたこまちR」生産・流通・認証に懸念を表明。国際有機農業運動連盟IFOAMが書簡を送付
https://organic-press.com/news/ifoam-japan_news01/
【6位】A2ミルク
【7位】有機畜産物(オーガニックビーフ・有機卵)
【8位】プラントベース
【9位】アップサイクル
【10位】オーガニック給食
この記事を書いた人
オーガニックプレス編集長 さとうあき
インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。