ワタミ株式会社の子会社、ワタミオーガニックランド株式会社が、岩手県陸前高田市に有機農業テーマパーク「陸前高田ワタミオーガニックランド」を2021年4月29日開業。「陸前高田ワタミオーガニックランド」は、ワタミグループが推進する再生可能エネルギーを利用した循環型6次産業モデルを具現化する施設と位置付けています。東日本大震災発生から10年後に当たる本年に開業し、今後20年間かけて段階的に施設を拡充することで、被災地復興、地方創生を目指します。

「陸前高田ワタミオーガニックランド」は有機・循環型社会をテーマにしたオーガニックテーマパークで、陸前高田市と連携しながら建設を進めています。約23ha(東京ドーム5個分)という広大な敷地には、農場、牧場、野外音楽堂、発電施設など、段階的にさまざまな施設を増やしていく計画で、長期的に建設を進めながら施設を拡充。オーガニックの農作物を生産して、それをもとに加工品を作り、販売までを手掛けることで、ワタミグループが推進する6次産業モデルを具現化していきます。

4月29日に開業するのは、面積が3.3haの規模で、「モデルエリア」と呼ばれる区画です。「モデルエリア」は、インフォメーション棟、ハウス・BBQ棟、ぶどう畑で構成されます。ハウス・BBQ棟では農業体験や岩手県産食材を使用したバーベキューなどが楽しめます。

「モデルエリア」には、「手ぶらでBBQおらほハウス」「MAKOTO YA CAFE」といった飲食施設を設けました。ともに岩手県食材を使用したメニューを提供します。「手ぶらでBBQおらほハウス」は、手ぶらで来ても食材の準備がいらず、岩手県産の牛肉・豚肉・鶏肉をおいしく食べられるBBQを提供します。新鮮野菜の収穫野菜も体験できます。「MAKOTO YA CAFE」は地元素材を地元パン屋さん「ベーカリーマーロ」でつくったバンズで挟んだハンバーガーやクレープをそろえました。

今後は、中長期的に建設を進めることで施設を拡充。2022年3月には「ハウスエリア」がオープン予定で、最新の植物工場の導入する計画です。2022年5月にオープン予定の「音楽堂エリア」には、新国立競技場などを設計した隈研吾氏が設計した日本最大級の自然共生型野外音楽堂が開業予定です。2023年度以降には「圃場エリア」の着工を見込んでいます。

▽ワタミオーガニックランド
https://wpcnt.watami-organic.jp/blog/watami_organicland

▽ワタミオーガニック
https://watami-organic.jp/

▽ワタミ株式会社プレスリリース
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7522/ir_material/158424/00.pdf

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