「ジャックフルーツ(jack fruit)」ってご存知ですか?東南アジアなどではポピュラーな果物で、その重さは50kgに及ぶこともあり、世界最大の果実と言われています。日本ではあまりなじみがありませんが、日本語では波羅密(ハラミツ・パラミツ)と呼ばれているそうです。

フルーツとして生食するだけでなく、熟する前の果実を煮たり揚げたりするなど野菜のように調理して食べられます。果肉部分はホロホロと繊維状にほぐれるため、豚肉を柔らかく調理しフォークでほぐしていただくアメリカBBQ料理の「プルドポーク」や、「ツナフレーク」のような食感に。お肉や魚などの代わりに、VEGANメニューにも取り入れられます。

そんなジャックフルーツに、あらかじめ味付けをして手軽に食べられるようレトルトパウチになっている「UPTON’s NATURALS」のJACKFRUITS。一目見ただけで強烈なインパクトが残るパッケージで、思わず何だろう!?と、だれもが手に取りたくなってしまいますね。

現在日本で販売されているのが、タイカレー味とスモーキーバーベキューの2種。オーガニックではありませんが、保存料や化学調味料などを使用していないナチュラルフードです。

調理の仕方は、パウチから出し、油をひいたフライパンで8~10分程度加熱すると書かれています。

タケノコのように塊になっていますが、実際加熱していくと、ホロホロとほぐれていきます。種の部分も柔らかくカンタンに潰れます。

スモークバーベキュー味は、トルティーヤの上に野菜と一緒にのせていただいてみました!まるでプルドポークやコンビーフのようです。言われなければお肉だと思ってしまうかも?サンドウィッチの具にピッタリだと思います。ビーフシチューなんかに入れても美味しいかもしれません。

続いてタイカレー味。

炒めながらほぐしていくと、見た目はまるでツナのよう。ナンとあわせてみましたが、ライスとあわせてもいいですね。味付けによってはチキンライス風にもなるのかも?サラダにもいいかも?など、様々な味付けや調理方法が浮かんできました。

お肉のようで、お肉じゃないもの。小麦由来のセイタンや、大豆由来のソイミートなど食材は色々ありますが、日本では今まで「ジャックフルーツ」は注目されてきませんでした。ちょっと不思議で面白い食材ですよね。ベジタリアン、ヴィーガンフードの選択肢のひとつとして、もっと身近な食材になる可能性を感じます。

第3の肉代替品「ジャックフルーツ」、これから要注目ですね!

「UPTON’s NATURALS」のJACKFRUITSのいいね!ポイント
◎動物性原料不使用でヴィーガン
◎コレステロールフリー
◎食物繊維豊富なヘルシー食材
◎調理がカンタン!
◎個性的なデザイン

『ORGANIC PRESS vol.1』掲載商品

ORGANIC PRESS vol.1
Autumn 2018
特集:オーガニック新時代
・キーワードは「Quick & Easy」オーガニックも時短の時代!?
・日本生まれのオーガニックコスメに注目!
・気になる!トレンド?ORGANIC & NATURAL FOODS
・漬物女子増殖中!?ぬか床を作ってみよう

この記事を書いた人

オーガニックプレス編集長 さとうあき

インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。

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