粗飼料 / そしりょう
粗飼料(そしりょう)は、牛・羊等草食家畜のための飼料で、草そのものや草からつくられた餌。生草、乾草、稲わら、サイレージ、などに区分される。草食動物、反芻家畜である牛にとっての栄養源となるだけでなく、消化機能を安定させるためなど生理的に必須の繊維質を大量に含んでいる。
粗飼料(そしりょう)は、牛・羊等草食家畜のための飼料で、草そのものや草からつくられた餌。生草、乾草、稲わら、サイレージ、などに区分される。草食動物、反芻家畜である牛にとっての栄養源となるだけでなく、消化機能を安定させるためなど生理的に必須の繊維質を大量に含んでいる。
有機畜産物の生産には「アニマルウェルフェア」の考え方が基本にある。アニマルウェルフェア(Animal Welfare)は、「動物福祉」などと訳され、家畜になるべくストレスを与えずに育て、屠畜の際の苦痛もできるだけ最小限に抑えるという考え方。
バタリーケージ(battery cage)とは、採卵養鶏業で使用されている鶏の飼育方式の一つ。多段式のケージ(かご)には止まり木や砂浴び場がなく、四方と床、天井は金網で囲まれており、1羽あたり平均のケージ面積はB5サイズ程度。過密飼育で鶏が収容される。
サイレージ(牧草サイレージ)とは、一般に青刈りした牧草を適切な水分含量になるまで乾燥させ、サイロ(サイレージを保存するための倉庫や容器)に詰めて乳酸発酵させた飼料(粗飼料)。サイレージは牧草を発酵することで乳酸や酢酸が発生し、腐敗菌やカビの活動が抑えられることから、飼料の長期にわたる貯蔵が可能となる。
平飼い(ひらがい)は、「ケージ飼育」「バタリー飼育」のように家禽類をケージ(battery cage)に入れて育てるのではなく、鶏舎内で地面に放し、より自然に近い開放的な環境で自由に、ストレスを与えないようにした飼い方。
デントコーン(Dent Corn)とは、牛や豚、鶏などの家畜の餌として主に利用されている、飼料用トウモロコシです。「馬歯種」といい、その名前の通り冠部にくぼみ(デント)ができ馬の歯に似た見た目であること、でん粉含量が非常に高いことが特徴です。
濃厚飼料(のうこうしりょう)は、繊維質中心の粗飼料(そしりょう)に比べて、エネルギーやタンパク質などの栄養素が豊富。代表的なものは、とうもろこし、大麦、こうりゃん等の穀類、ぬか類、大豆や大豆油粕などを混ぜ合わせてつくられる。