タイには有機認証の乳製品はあるのかな?と、スーパーマーケットの乳製品売り場をチェック。すると、赤いラベルが印象的な「DAILY HOME」の牛乳が有機認証を取得していることが分かった。調べてみたところ、タイで最初に設立されたオーガニック乳製品会社らしい。

1本に30gのたんぱく質を含有

とりわけ目を引いたのが、同社のLACTOSE FREE(ラクトースフリー)HIGH PROTEINミルクだ。昨今のプロテインブームを背景に、1本(300ml)で30gのたんぱく質が摂れるというのがセールスポイント。ちなみに購入したオーガニックの低温殺菌ジャージー牛乳「Jersey Milk Cream Top」は、300ml入りでたんぱく質量は8g。一般的な牛乳のおよそ3倍のたんぱく質を含むということになる。「牛乳」という毎日の習慣にしやすい飲み物であることに加え、これにプロテインパウダーを混ぜる必要がなく、そのまま手軽にプロテインを摂取できるというわけだ。

日本ではあまり見られないフレーバー牛乳の種類も多い。日本では牛乳の容器は紙パック(昔はビン)が主流だが、タイの乳製品売り場で見られた多くがプラスチックボトル。大容量サイズもずらり!

Grass Fed Milk / Organic Whole Milk

タイのオーガニック認証マークあり

日本でも昔からラクトースフリー(乳糖を含まないミルク)はあったが、ここ数年では「A2ミルク」のほうが注目されていて、普通のスーパーでも良く目にするようになってきた。牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする方などは、そのお腹の不調がタンパク質(βカゼインA1型)によるものなのか、乳糖(ラクトース)によるものかによって選ぶべき牛乳は変わってくる。

タイでは乳製品売り場全体で見ても“LACTOSE FREE”表示をしている商品が目立っていた。

Google Translate による日本語訳

ちなみに、購入した「Jersey Milk Cream Top」はA2ミルクとして販売していたわけではないが、タイ語で、ホルスタインではなくジャージー牛のミルクであること、βカゼインA2型たんぱく質が含まれていることが書かれていた。

※ジャージー牛はA2型(β-カゼイン)を持つ割合がホルスタイン種などに比べ比較的高い傾向にあるが個体差があり、ジャージー牛の牛乳のすべてがA2ミルクではないので注意が必要です。

日本だとパッケージの一括表示欄には「殺菌」の項目があり、130℃ 2秒間、65℃ 30分間、のように表示がされる。タイで購入した牛乳には“Pasteurized Milk(パスチャライズド・低温殺菌牛乳)”の記載があるものも、特に殺菌温度や時間は明記されていない。

タイの食品表示は、栄養成分表示(Nutrition Facts)はしっかり表示されていても、日本のように名称や原材料などを記載する一括表示枠が義務付けられてはいないようなので、購入する際に気を付ける必要がある。

オーガニックヨーグルトも展開。大容量のバケツサイズもある。

ヨーグルトも低脂肪、脂肪0、低糖、ギリシャヨーグルトなど選択肢が多い。ベリー系のフルーツソース入りのものやシリアル入りのものなどバラエティも豊富だった。また、欧米でも日本でもブームのギリシャヨーグルトは、やはりここタイでもトレンドのようで様々なブランドから発売されていた。

文字が小さすぎて読めない・・・。

DAIRY HOMEのオーガニックヨーグルト(プレーン)を購入。オーガニックのミルクを100%使用し、ラクトバチルス・ブルガリクス(Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus)・ストレプトコッカス・サーモフィルス(Streptococcus thermophilus)という乳酸菌使って発酵。プレーンなので無糖かなと思ったら、よく見ると糖類6%と記載されているので、お砂糖は入っているようだ。スプーンですくった感じも食感も少しプルンとした感じで、ゼラチンが入っている。

容器には特に明記はされていなかったものの、HPには、生分解性プラスチックカップを使用していると記載があった。タイでは食品容器やレジ袋、屋台の食品用ビニール袋など、使い捨てプラスチックが多用されているが、そんな中にあって環境にやさしい生分解性プラスチックを採用しているところは、オーガニックメーカーらしい。世界的なトレンドや現代のライフスタイル、若者文化などを巧みにキャッチした製品の展開には、オーガニック製品にありがちな“シンプルかつベーシック”な製品に囚われない柔軟性を感じた。

この記事を書いた人

オーガニックプレス編集長 さとうあき

インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。

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