株式会社大泉工場による、川口市領家地区の活性化イベント「(ARTISAN) FARMERS MARKET KAWAGUCHI」第1回目が4月7日(土)・8日(日)開催されました。平年より1週間から10日速いペースで桜の開花が始まってしまったため、残念ながら当日は葉桜となってしまいましたが、3000坪あるという広々とした敷地内にはたくさんの地域住民が集い、賑わいやたくさんの交流が生まれた2日間でした。

5月、6月と次回開催も決定!川口のローカルとしての魅力を引き出し、コミュニティーの場を創出。普段触れ合うことの少ない、「作り手」と「消費者」の繋がり強化を目指します。

大泉工場の敷地内(CAMPUS)中央には、子供たちが自由に駆け回れる広々としたガーデンが。自由に飲食もできるスペースも確保されています。このガーデンをぐるりと取り囲む道沿いに、テントがずらりと並びました。

埼玉県内を中心に、千葉県や茨城県などから有機農家さんも集結しました。

今回の主な出店は、農家11社、飲食11社(ハンバーガーやコーヒーなどのキッチンカーも)、クラフト(雑貨)16社、加工食品8社。(大泉工場のFUN FOOD、KOMBUCHAを含む)まだまだスペース的にも余裕があり、さらにイベント規模の拡大もできそう。

ガーデン内には映画やドラマのロケ地にも使用されているという日本家屋や洋館が。さらに、「IMUZIO GARDEN & CAFE」もあり、普段から地域の人たちに親しまれている場所となっています。

さらにカフェの奥を進むと、KOMBUCHA(コンブチャ)のブリュワリーがあります。2018年4月現在は一般の方はご利用いただけませんが、このファーマーズマーケット開催中は、「KOMBUCHA BREWERY & TASTING TOUR」 と称して、製造現場の見学と4種のコンブチャが楽しめるテイスティングのできるツアーも開催されています。
※1日3回予約制 / 有料 2,000円 / 定員4名

IoT&クラウドとスチーム技術など、最先端の技術が集約された、KOMBUCHAのBREWERY(ブリュワリー)。使用済みの茶葉はリサイクルされ、敷地内(CAMPUS)でたい肥として再利用しています。KOMBUCHAの製造時に使用した排水も、環境に配慮して処理されているとのことでした。

KOMBUCHA(コンブチャ)は、日本でおなじみのあの「昆布茶」ではなくて、昔、日本では「紅茶キノコ」と呼ばれていたお茶を発酵させて作られる発酵飲料です。アメリカのオーガニックスーパーでも、KOMBUCHAの専用コーナーができるほど人気!菌活、腸活ブームから、日本でもじわりとKOMBUCHAブーム再燃の兆しを見せています。既に日本でも輸入品のがKOMBUCHAが流通していますが、ここ、大泉工場のブリュワリーでは、お茶に砂糖を加えてSCOBY(菌株)を入れ発酵させる、製造からすべて一連の工程が行われています。

大泉工場でつくられるKOMBUCHAは、原料もオーガニックにこだわり、京都府宇治市の有機栽培茶を使用。人工甘味料や人工香料、着色料等は一切使用していません。フルーティーな酸味と微炭酸の感じられる美味しいKOMBUCHAには、乳酸菌や酵素、ビタミンやミネラル、ポリフェノールなどの豊富な栄養素がギュッと凝縮されています。

オリジナルのほか、シーズンによって変わるフレーバーコンブチャもあります。桜のシーズンということで、特別にさくらフレーバーのKOMBUCHAを試飲させていただきました!この日はハイビスカスレモン、チャイ、柚子などが用意されていました。フレーバーによって味わいも香りも違いが楽しめるとは、面白いですね。四季のある日本。その時の旬の素材をあわせ、色々な組み合わせが楽しめそうですね。

ここは農場ではなくブリュワリーで、作っているものも規模なども異なりますが、六次産業の先駆け、ドイツのヘルマンズドルファー「Herrmannsdorfer Landwerkstätten」を思い起こさせてくれました。生産(製造)から販売までを一貫して行い、環境循環型のシステムを取り入れる。さらに敷地内ではカフェを運営したり、スペースを地域に開放して交流を深める取り組み・・・さて、その次は?

今後の展開が期待されます。

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【次回開催予定】
2018年5月12日(土)・13日(日)
2018年6月9日(土)・10日(日)

■開催場所:(株)大泉工場
埼玉県川口市領家 5-4-1

■アクセス:JR 赤羽駅東口 赤23 国際興業バス乗車12分
「梛木の橋」バス停留所下車徒歩 3分
■入場料:無料

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