ORGANIC PRESS が考える“オーガニックを広報する”上での3つのルール。

1.各種法令等の遵守。表現上のコンプライアンスを守る。
2.価値観の違いも受入れ、異なる意見への非難や攻撃をしない。
3.難解な専門用語の多用を避け、わかりやすい表現を心がける。

私たちはこういったことを意識しながら、今までサイトを運営してきました。

これは、オーガニックやナチュラル業界の広報担当者だけでなく、生産者の方、メーカーやブランドに携わる方皆様、店舗で働くスタッフの方、すべてに共有したい想いです。オーガニックに関係する生産物や商品などを紹介するとき、また、オーガニックそのものを啓蒙するとき、頑張ってアピールしようとすればするほど、受け取る側にとってはうさん臭く、怪しく感じたり、説教がましい、おしつけられている・・・などと感じさせてしまうのです。

昔から、この業界ではあまり積極的に広報(PR)をしてこなかった一方で、頑張りすぎてむしろ消費者を遠ざけてしまっている方も。残念ながらその頑張りが、逆に悪いイメージを与えてしまっているということに、気づいていない方も多いのだと思います。

また、一昔前だったら、お店の中でPOPやチラシなどの表現、店員さんのやりとりくらいでしたが、今はSNSで誰もが情報を発信できる時代に。有機農業を営む生産者の方や専門店など業界の方だけでなく、一般のオーガニック志向の方による発信の中で、いつの間にか正しくない情報が拡散されてしまっているのも多く見受けられます。学んだ知識や得た情報を誰かに伝えたいという想いや、良かれと思っての発信かもしれません。

オーガニックが認知されていくことは有難いことではありますが、オーガニックを生活に取り入れることも、主張をすることも、頑張りすぎないくらいがちょうどいい。

そう思います。

この記事を書いた人

オーガニックプレス株式会社 (ORGANIC PRESS Inc.)
CEO / Editor-in-Chief  佐藤あき (Aki Sato)

インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。

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