アイダホポテトで有名なアイダホ州のボイシ(Boise)は、山に囲まれ自然にあふれた、乳製品の生産も盛んな場所です。今回はオーガニックに関係するマーケットの、トレンドや雰囲気を見てきました。

Albertsons

スタジアムを建てる協力をしたりと、地域に様々な還元をして愛されているAlbertsons。

エコな努力はじめ、企業が社会にどれだけ貢献するかがは今とても注目されますよね。

全米に400もの店舗をもつAlbertsonsは、自社でオーガニックPBブランドの「O organics」を作っています。

そのラインナップは多岐にわたり、自社ブランドだけでもお店が成り立つのではないかというほどです。カット野菜やサラダ売り場にも「O organics」があり、ラインナップの充実さや並べ方が良いですね!

Walmart

フランスのカルフール、イギリスのテスコも日本のイオンも1000億ドルに届かないなか、売り上げが5000億ドルという世界中のスーパーを圧倒するウォールマート。

日本のあの買収したスーパーをついに売却して根付かなかったEDLP(every day low price)ですが、こちらでは安定して大量買いするお客さんが付いていますね。

ロープライス押し、セルフレジで人件費も節約。徹底しています。

そして、意外でしたがオーガニック商品、オーガニック海藻も用意がされています。安いスーパーでも、有機商品の選択肢がないのは気持ち悪いくらいの感覚なのでしょうか。

whole foods 

日本でも、ハワイはじめアメリカに旅行に行くと立ち寄る方が多いため、知名度が高いホールフーズ。amazonが買収したので、prime会員特権がちらほら見受けられます。

日本でひき肉はお肉屋さんで買わないと、どんな部位が使われてるか、内臓ばかりが入っているのか表示で見分けがつきませんが、こちらではグラスフェット牛で脂肪分の割合まで提示してます。ローカル押しも、色んなコーナーで見かけます。

デリもいただきました。冷たいサラダだけでなく暖かいスープや玄米、ホットデリを提供しコストパフォーマンスがよく、この写真の並びが6レーンほどあってバリエーションが豊富すぎるくらいなので毎日通っても飽きませんね。

Trader’s Joes

農産物加工品から乳製品まで店内のほとんどが、トレジョブランドで作られていることで有名なTrader’s Joe。

ハロウィーン前だったので、シーズンアイテムも自社ブランドでPBでないものを探すことが大変なほどです。

FredMeyer 

大型スーパーフレッドマイヤーは、食材だけでなく衣類も大量の品揃えで、なんでも揃います。

オーガニックの缶詰商品もすごいラインナップ。かつ、BPAフリーが必ず記載されていました。Gerberのベビーフードは昔から全世界からファンが多いですよね。オーガニック認証までいかないものでも、農産物加工品のnon GMOはメーカーさんも必ずアピールしています。

バルクフードの迫力は、whole foodsとAlbertsonsよりこちらがナンバーワンでした。

日本でも増えてきたナッツやドライフルーツだけでなく、コーヒー豆や紅茶、ハーブやスパイスなど多岐に渡ります。

マヨネーズもアボカドオイルやココナッツオイルなどさまざまなオーガニックオイルから作られていて色々試したくなります。

最後に

ボイシはネイティブインディアンの歴史も感じる場所もあったり、ユタ州も隣接しているのでモルモン教の方も多く、日曜は家族との時間を優先でお店の多くは早く閉まります。人前でのお酒がいけないので、外やテラス席では飲めないなど、現地に行くと感じる独特の雰囲気も特徴的でした。

アイダホ州と同じ人口密度の州のスーパーも、どこもビックスケールかつ商品の充実度が高いと購買力を刺激されそうですね。日本のスーパーも、おもわず買いたくなってしまう陳列や宣伝の仕方などは学べる点がたくさんあると思います。

この記事を書いた人

GnR 代表 古屋 真衣

大学時代にオランダの友人実家のオーガニックチーズに出会い、輸入をスタート。今ではALGARAN社のオーガニック海藻を輸入しながら、多種多様なオーガニック食材の認知を日本で深めようとしている。

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