今治市では、令和7年度「オーガニックビレッジ推進事業」の一環として、有機農業を 生産・流通・食・学び のすべてで支える地域循環の取組を進めています。

今治市立図書館では、2026年1月21日(水)~2月11日(水)まで学校給食と連動した 「食農育体験から学ぶ」展示を開催。本展示は、『畑で育つ → 給食で食べる → 図書館で知る → 体験し、選べる未来へ』という一連の流れを、市民にひらかれた形で伝える取り組みです。2月1日には、学校給食で実際に提供予定の献立をテーマに、自分たちで育てた有機野菜などを使用した親子料理教室を開催。

また、2月15日(日)には収穫体験の実施も予定。展示・給食・体験が連動した、今治市ならではのオーガニック推進の姿を発信しています。

展示テーマ「いのちのはじまりは、土と種から」

展示では、次の内容をパネル・写真・実物展示で紹介しています。

●今治市オーガニックビレッジ推進事業の全体像
●40年以上続く今治市の学校給食と有機農業の歩み
●1月・2月に提供されている「今治市オーガニック給食」の献立紹介
●実際に給食で使われている有機米・有機野菜の生産者の背景
●栄養教諭、学校栄養士の想い
●土や堆肥の展示(「土から始まる食」を体感するコーナー)など

また、地域の農家・経営者・栄養士・司書によるおすすめ本展示を行い、食・農・環境・仕事を 「実践知」として学び直す場 を設けています。

さらに、「何の種でしょう?」という給食で使用される食材の種当てクイズを実施。回答者には益虫シールをプレゼント するなど、子どもが楽しみながら学べる工夫も行っています。

給食から、まちの中へ ― 食べられる場所の広がり

本事業では、学校給食で使用している有機農産物を、まちの中で 「実際に食べられる形」 へとつなげる取組も行っています。給食で生まれたメニューや考え方が、外食や惣菜、家庭へと広がっていく。これも、オーガニックビレッジ推進事業が目指す地域循環の一つです。

■ kaberi
2月14日(土)・15日(日)
CALULUTRUCK IN THE HOUSE「Valentine’s Fes」
(今治市片山2-3-18/旧CALULU)

愛媛県産真鯛と有機人参を使用した、学校栄養士考案のにんじんタルタルと麹ドレッシングのバーガーを提供。

■ FunTable Kitchen(ファンタブルキッチン)
2月中旬以降・期間限定
惣菜コーナーにて、有機人参のタルタルをかけた天然真鯛カツ弁当を販売予定。

■ ティア自然食堂
3月1日より有機米と学校栄養士考案の春キャベツのチーズハンバーグを中心とした選べる惣菜ランチを提供。あわせて、四村ショッパーズ店内冷凍コーナーにて有機人参のポタージュ(冷凍)も展開。

今後の展望

本事業では、有機農業を「特別な取組」として切り離すのではなく、給食で食べ、売場で出会い、体験を通して学ぶことで、地域の中で自然に選ばれる “日常の選択肢” として伝えていくことを目指しています。生産・流通・食・学びを同時につなぐことで、次の世代が無理なく選べる食の環境を整え、有機農業が暮らしの中に根づく地域循環を、今治から育てていきます。

今治市は、瀬戸内海の穏やかな海と緑豊かな山に囲まれ、稲作や野菜、柑橘栽培が盛んな地域です。約40年前から有機農業の取組が始まり、学校給食と連動した地産地消を継続してきました。現在は県内初の「オーガニックビレッジ宣言」を行い、有機農業を軸とした地域づくりを進めています。

公式サイト
https://www.city.imabari.ehime.jp/

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