サンフランシスコのオーガニックショップで購入した、Bakon Strips™ という名のプラントベースベーコン。
まずはその見た目にびっくり!ブラックペッパーがまぶしてあり、高級感がある。横から見ると油と赤身に見える部分が層になっていて、まるで本物のブロックベーコンのよう。お店の方に教えてもらったので、これがプラントベースだと認識できたが、他の加工肉と一緒に売り場に並んでいたら、気づかない人も多いかもしれない。
原材料を見てみると、意外とシンプル。
NON-GMO SOY MILK、(WATER,SOY BEANS),SUSTAINABLE NON-HYDROGENATED PALM OIL,NATURAL FLAVER, NATURAL VAGETABLE COLOR,MAPLE SYRUP, SEA SALT, BLACK PAPPER, CITRIC ACID
非遺伝子組み換え大豆の豆乳、持続可能な非水素添加パーム油(RSPO認定)、天然香料、天然野菜色素(ラディッシュ・パプリカ)、メープルシロップ、海塩、ブラックペッパー、クエン酸
また、“Salt-cured and Smoked”とあり、伝統的な製法「乾塩せき法」で塩漬けし、広葉樹の煙で燻製するなど、本物のベーコン製造の方法を取り入れているそうだ。
100% PLANT BASED(植物由来)、NON-GMO(遺伝子組換え原料不使用)、GLUTEN FREE(グルテンフリー)。
パッケージから出してみると、さすがに、色や質感は本物ではないなとすぐわかる。ブロックタイプかと思っていたら、厚さ5mm程度にスライスされている!加熱前は柔らかく手では剥がしにくいので、ナイフなどで切り離すのがおすすめ。
加熱すると本物のベーコンのように、層になった油からジュワッと出てきて、美味しそうな音と香りが楽しめる。
加熱が少ないと、少し豆腐のようなふわっとした柔らかさがあって、箸で返そうとすると崩れやすい。(フライ返しを使った方が良い)でも、しっかりと焼きすぎると、こんがりとしたきつね色になって赤身と油の層がわかりにくくなってしまう。見た目をより本物のベーコンに似せて調理するには、ちょっとしたコツがいるかも・・・。
でも、驚くべきは、その香りと味、食感。健康的でシンプルな原材料しか使っていないのに、本物のベーコンを忠実に再現できている。香りもいいし美味しい!カリカリになりすぎず、適度な噛み応えもあり、自然な旨味がじゅわっとくる感じはまさにベーコン。
プラントベースの技術はここまで進化している。
この記事を書いた人
オーガニックプレス編集長 さとうあき
インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。