日本では「米粉を配合」しているパンはあっても、米粉100%のものやその他小麦の代替食材を使った「完全に小麦粉を使っていない」パンは、まだごく一部でしか流通していない。欧米では小麦を使わないグルテンフリーのパンは、既にオーガニックスーパーなどの専門店を中心に普通に購入が可能だが、なんと、ここイギリス・ロンドンではもう、路面店のグルテンフリーのベーカリーが存在している。

対面販売のパン屋さんなど袋詰めされていない場合、日本では表示の義務がないため原材料が確認しづらいが、プライスカードに、タピオカ、ポテトスターチ、米粉、玄米粉・・・など、使用されている原料もしっかり記載されている。小麦のみならず、アレルギーを持っている人にとっては、こういった店側の対応はありがたい。


グルテンフリーのパンで作ったサンドウィッチなども!

パンの種類も豊富で、バゲットからソフトなイギリスパン、プンパーニッケルやデニッシュ系まで、一般のパン屋さんと変わらない幅広い品揃えだ。

ブラウニー、スコーン、マフィンなどティータイムに手軽に食べられるものも。ケーキやクッキーなどのスイーツもあって、テイクアウトはもちろんのこと、店頭や店内奥のカフェスペースでいただくことができる。

ちょうどこの時期はハロウィンが近かったこともあり、こんなハロウィン仕様の可愛いジンジャーマンクッキーも販売されていた。

日本ではグルテンフリーのパンそのものが、まだあまり流通しておらず、特別な食べ物という現状。多くのグルテンフリーパンは、トーストやレンジで温めて食べるようなものが多く、値段もまだまだ高い。ロンドンでは普通に購入できるのはもちろん、従来のパン屋さんと見た目もサービスも変わらないベーカリーで、美味しさも変わらない。高いクオリティーのグルテンフリーパンが普通に買えるのだ。グルテンフリーに限らず、近年増えている様々な食物アレルギーを持つ人たちのために、アレルゲンとなりやすい食材を使わずに作った食べ物を扱うお店が、今後日本でも増えることを期待したい。

この記事を書いた人

オーガニックプレス編集長 さとうあき

インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。

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