健康志向の女性に人気の、グルテンフリースイーツや、ロー&ヴィーガンスイーツは、「VegfestUK London 2016」でも大人気。女性心をくすぐるカラフルで華やかなスイーツがずらりと並ぶ。思わず写真を撮りたくなる、インスタグラムなどのSNS映えすること間違いなしの、フォトジェニックなものが多く見られた。

話題の「スーパーフード」を取り入れたスイーツも目立つ。オーガニックバナナを使ったローケーキは、マカ入りだ。カカオニブもトッピングしている。

欧米でよく見かける、インパクトあるブルーのホールケーキ。この青い色は、スーパーフードのブルーアルジー(藻類)によるもの。グリーン系の部分には、同じくスーパーフードのモリンガや抹茶を使用している。切った時の断面も美しく見える工夫がされており、さらにエディブルフラワーなどをふんだんに使ってより華やかに演出。

普通のチョコレートタルトと見た目は変わらないが、ナッツやスパイスを使ったRAW&VEGANタルト。ラズベリーのトッピングも可愛い。カカオ(チョコレート)のフィリングは、海藻(アイリッシュモス)でとろりとしたジェル状にしている。これらにはもちろん、バター、生クリームや牛乳などの動物性素材は一切使用されていない。

写真奥に見えるヴィーガンティラミスは、仕上げに振りかけるカカオパウダーで、フォークを型取ったデザインが可愛いらしい!

こちらも、ヴィーガン(VEGAN)でロー(RAW)、グルテンフリー(GLUTEN FREE)、精製された砂糖不使用、オールナチュラルをコンセプトとしていたスイーツ。

ゴールドにも見えるパウダーやローズペタルなどを飾ってゴージャスに。スイーツをより美しく魅せるために、器にもこだわっている。

罪悪感なく食べられるヘルシーなVEGAN SWEETS(ヴィーガンスイーツ)は、使うことができる食材は限られていても、一般のものと変わらず「美味しい」のはもう当たり前の世界。また、これらのスイーツをPRするためのツールとして、皆、インスタグラムを活用していた。これからの時代は「SNS映えするビジュアル」も、以前にも増して大事な要素のひとつとなってきたようだ。ある種「手作り感」や「素朴さ」のような良さもある、ナチュラル系のスイーツに「楽しさ」や「美しさ」なども求められてきている。

この記事を書いた人

オーガニックプレス編集長 さとうあき

インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。

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