オーガニックプレスが「オーガニック番付2018」を発表!2018年の1年間を通して話題になった商品やサービス、キーワードをランキング形式でご紹介します。
今年の番付の第1位は「プラスチックフリー(PLASTIC FREE)」同率で「ゼロ・ウェイスト(ZERO WASTE)」。日本でもストロー問題に端を発し、海洋汚染や環境対策への取り組み、食品ロスの対策などを考える動きがようやく動き出しつつあります。一方、海外では一歩先行く活動も既に始まっており、フランスでは賞味期限切れ食品の廃棄を禁止する法律が成立していたり、ドイツではプラスチックフリーの専門店が登場していたり。量り売りをベースに“捨てない”取り組みが各地で広がっています。
2018年は特定の素材や商品では目立ったトレンドはなく、時短(Quick &Easy)をかなえる商品が多く発売され人気となる一方で、昔ながらの「手仕事」の魅力が再認識されました。また、ローカルイベントや自治体、民間企業のオーガニックな取り組みも、活発になってきているようです。日本でも今年は政財界を挙げての「SDGs」の普及活動が目立ちましたが、これらが自治体や企業を後押ししているのかもしれませんね。
【1位】プラスチックフリー / ゼロ・ウェイスト
ドイツ、イギリスより届いたコラムで海外の取り組みが紹介され、反響を呼びました。
【連載コラム】
神木桃子の「深掘りドイツのオーガニック事情」
▽オーガニックショッピングのトレンドもプラスチックフリー
【連載コラム】
知りたい!海外のオーガニック&ナチュラル市場のあれこれ / 鈴木 聖佳
▽プラスチック製の包装は本当に必要か?
▽日本もゼロ・ウエイストを目指して
【3位】ローカルフェス / ローカルオーガニックイベント
週末を中心に、東京都内各所で定期的に開催されきた、オーガニックやナチュラル系のマルシェやイベント。2018年は東京から離れた場所、全国各地より身近な場所で開催する動きが活発に。地域ならではの特色を活かしたオーガニック系イベントがたくさん開催されました。
【4位】オーガニック社員食堂
伸和コントロールズ株式会社さんの社員食堂を取材訪問した記事が話題となりました。社員食堂をはじめ、学校給食もオーガニックに!という声が高まっています。
▽「オーガニック社員食堂」のミートフリーマンデー(MEAT FREE MONDAY) / 伸和コントロールズ株式会社
【5位】ビオセボン
ビオセボン・ジャポン株式会社が、フランス発のオーガニックスーパーマーケット、Bio c’Bon(ビオセボン)の2号店「Bio c’Bon 中目黒店」を2018年4月20日(金)にオープン以降、続々と新店舗をオープン。12月現在8店舗(麻布十番店・中目黒店・外苑西通り店・碑文谷店・東武池袋店・赤坂店・新百合ヶ丘店・横浜元町店)となり、首都圏を中心に積極的な出店をすすめています。今後の動向が注目されています。
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【6位】SDGs (Sustainable Development Goals)
【7位】手仕事 (梅仕事、手前味噌、ぬか漬けなど)
【8位】時短 / Quick &Easy
【9位】植物性ミルク / アーモンドミルク
【10位】はちみつ / ローハニー(非加熱蜂蜜)
この記事を書いた人
オーガニックプレス編集長 さとうあき
インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。