2014年、日本全国で大ブームとなった「グラノーラ」。このブームにのって、たくさんの専門店もでき、ラインナップも拡大。オーガニックシリアルの扱いも増えた。オーガニック・ナチュラル業界からは、昔からあるものなのに、なぜ今???といった声も多く聞かれたが、実は、大手食品メーカーの仕掛け、ナショナルブランド製品のプロモーションがきっかけだ。一般に販売されるシリアル類は、添加物を使用しているもの、甘味料を使っているもの、合成ビタミンを添加しているものなども多いのだが、、。何がともあれ、このグラノーラブームが健康的な生活習慣、食生活への意識向上につながったことは間違いないだろう。

欧米では昔から、朝食の定番グラノーラ。
では、海外の最近の傾向は・・・

  1. 持ち運びも便利な、個食タイプの「カップ入り」
  2. オーツ麦とフレッシュフルーツの組み合わせも新鮮「ポリッジ」(お粥)
  3. 食べ方新提案。温めたミルクなどで食べる「ホットシリアル」
  4. キヌアやアマランサス、ソバなどを使った「グルテンフリー」のシリアル

袋入りのものに比べて個食のカップ入りとなれば、1食あたりの価格が高くなってしまうのはあきらかなのだが、オフィスなど自宅外でのランチになど、持ち運びに便利であること。また、1食分の量が決まっているので、ついつい食べ過ぎてしまうのを防ぎ、カロリーコントロールしやすいこと。そして、開封してしまうと酸化しやすい素材の多いグラノーラも、個食タイプならいつでもフレッシュなものが食べられること・・・など、利点も多い。

コーンフレークやグラノーラは、どちらかというと冷たいミルクなどをかけて、サクサクとした歯ごたえを感じながらいただくイメージだ。小売店のPOP等を使った販促でも、シリアル類は春、新生活のスタートにふさわしい朝食としておすすめすることが多い。寒い冬には提案しにくい食品で、実際に販売量もこの時期は減少してしまう。ポリッジやホットシリアルといった食べ方新提案は、昔からお粥を食べる習慣がある日本で受け入れられやすいかもしれない。

基本的にグラノーラなどのシリアル類は、オーツ麦など穀類がメイン食材となる。アレルギーのある方や、グルテン過敏症、不耐症やセリアック病の方をはじめ、グルテンフリーの食生活をしている方にとって、多くのグラノーラはNGとなる。そんな方のために、グルテンを含まない、キヌアやアマランサス、蕎麦の実などをメインにしたグラノーラが、海外では続々と登場している。もちろん、オーガニックのもので、だ。ナッツやドライフルーツを組み合わせたグラノーラ、コーンフレークなどは定番中の定番。RAWやSPROUTED、SUPER FOODSなど、新しい考え方やトレンドの素材を取り入れた商品が続々発売されてきている。

2014年に日本でブレイクしたグラノーラ。2015年にはどのように市場が変化していくのか?見守りたい。

この記事を書いた人

オーガニックプレス編集長 さとうあき

インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。