ドイツ・アウグスブルグで開催された、国内バイヤー向けのオーガニック見本市「BioSüd」。クリスマスシーズンに向けた製品も、たくさん展示されていた。オーガニック認証を取得。製品によってはヴィーガンやグルテンフリーのものなどもある。

クリスマスをはじめ、イースター、ハロウィン、日本では節分やひな祭りなど、販売期間が限定される季節商品、行事関連商品は、メーカー側としても店舗側としても製造や発注数の予測判断が難しいもの。1日でもその日を過ぎてしまうとたとえ値下げをしても売れない。多すぎればロスになるし、かといって少なすぎれば販売の機会損失になってしまう。そんなこともあって、季節製品にもオーガニック認証を取得するかどうか?の判断は、とても悩ましいことと想像できる。

サンタのチョコレートをはじめ、クリスマス用のデザインの箱に入ったクッキーやチョコレート菓子はギフトやこの時期の手土産に、あると嬉しい。

VEGANのグミキャンディ。中身が同じでも、パッケージデザインが変わるだけでクリスマス気分を盛り上げる。

そのまま食べても、クリスマスケーキの飾りなどにもできる、マジパン系のサンタやトナカイ、雪だるまなども、オーガニック認証だ。

日常の食生活の中で必ずしも必要ではない、シーズン限定ものや行事関連の加工食品、嗜好性の高い食品のオーガニック認証。クリスマスに関しては、オーガニックコスメの方では「クリスマスコフレ」を限定発売するのが通例となりつつあり、シーズンを盛り上げるメーカーが増えているが、食品のほうはまだまだ。日本での扱いは少ない。

ドイツのオーガニックショップで見つけた、製菓用デコレーション。カラフルなトッピングもヴィーガン&グルテンフリーでBIO認証。毎日使うもの、食べるものではないけれど、いざ使いたい!と思った時にオーガニックの選択肢があるのはうらやましい限りだ。

この記事を書いた人

オーガニックプレス編集長 さとうあき

インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。

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