バヌアツという南太平洋諸島の島国からAelan Chocolate makers(アエランチョコレート)のヴィーガンチョコレートを輸入しています。

2022年7月から、ようやく2年ものほぼ鎖国状態が終わり現地に伺えました!その途中、バヌアツエアラインの欠航などの理由で乗り換え地になったオーストラリアの首都シドニーのオーガニック事情を紹介します。

woolworths

高級住宅街ダブルベイのキアオラ・レーンという綺麗なショッピングストリートの一角に青リンゴのマーク。その通り、あの大手ウールワースは全ての商品ではないのですが、オーガニック率がとっても高くなっています。

有機農産物はパッケージも量り売りタイプでない袋詰めセットも脱プラ傾向。

free fruit for kidsというのは子供たちに無償で果物が振る舞われるコーナー。さらに未来あるキッズたちにオーガニック認証付きフルーツというセレクトが素晴らしい。規格外にも全く見えない美しいリンゴやバナナ、みかんたち、私も子供に戻りたいくらいでしたよ!

フードロス対策に日本でも増えている店内ガーデン。フードマイレージの概念以外にも、世界的に農地と水が足りなくなる将来へ向けて、人間の頭を戦争などではなく平和的テクノロジーに活用してほしいこの頃。

ニュージーランドの商品でしたが、バナナの花(バナナブロッサム)は、ジャックフルーツがヴィーガンミートの代わりになるように、魚の代用に使えるよと提案されていました!

ココナッツでヴィネガーを作った商品もあり、地元で収穫できる食材に付加価値をつけることが思いもよらない調味料になったり、工夫は日本でも閃いて欲しいです。

トランス脂肪酸対策、ココナッツオイルベースのベジタブルショートニングなど非水素化ショートニングも増えていましたよ。

今年は9月25日から27日までのローシュ・ハッシャーナーという新年の時期で、コーシャ(kosher)コーナーができていました。イスラム教の方向けのハラル認証より日本では認知が少ないですが、ユダヤ教のKOSHER認証。例えばノンアルアルコールビール風ドリンクなどが揃っていました。

シドニー街中にはセレクトされた小型metro店舗もあるので、気軽にオーガニックアイテムが手に入りますね。

Maloneys Grocer

併設のshuk bakeryも朝から大人気なこちら。

レジ横にオーガニックな小さなチョココーナーって素敵、色んなメーカーがこの需要サイズを作ってます。

魚にはASCなどのサスティナブル認証の他に、天然か養殖か、フードマイレージ(遠洋漁業限らず)が低いかなど、色んな指標でブランド力を高めようとされていました。

相変わらずbaoやdumplingと呼ばれる餃子の人気が止まらない海外。wagyu(和牛)の隣にフリーレンジ豚使用のものなど拘りも忘れません。

coles

初めに紹介したウールワースと同じくオーストラリアに欠かせないスーパーマーケット、コールズ。Edgecliff駅のすぐ近くのスーパーcolesでもオーガニックコーナーがさらっとございました。

RSPCAという動物愛護や報告をする団体によって、フリーレンジ認定された鶏肉を使用したマークが付けられています。

Gourmet Life

こちらは有機認証付き商品もありましたが、オーガニックというよりも高級なグロサリーストア。

トリュフのジュースや何かにつけたもの、キャビアもフォアグラ、キャビアスプーンなど、無添加で本物志向なハイエンド美食家たちへのプレゼント選びでも使えそうです。

Unique Wholefood

カトリック教会が並ぶLewisham駅から北に10分ほど歩くとグリーン調のお店を発見!

発芽モードにするためナッツを浸水させた商品は今までもありましたが、コンブチャでソークさせるのは差別化になりそう。そして商品のパッケージがユニークで楽しいものか多いオーストラリアへぜひデザインを見にきて欲しいくらいです!

他のスーパーに比べてプラスチックを使っていないシュガーラップや、洗剤など日用品、そしてオーガニックコスメも充実していましたよ。

The Source

East Villageショッピングセンターの中にある量り売り専門店。入り口に待っているのはコンブチャの量り売り。丁寧にウィンターテイストというシナモンやターメリックなどのスパイス入りを試飲させてくださいました。

フリーズドライのフルーツ入りはじめ豊富な選択肢のチョコレートラインナップが多く、日本に比べて外国の量り売りは材料系以外にスナック系の内容が充実してますよね。

ナッツなどは焙煎していないロータイプや発芽モードのもの、小麦粉の周りにはタピオカ粉やそば粉、キヌア粉、揃っていました。何キロと買わずに材料をミックスしてお菓子作りなど楽しそう。こんなお店が家の近くに欲しいです!

番外編

オーガニック認証以外によく見かけるのがこのカンガルー。バロメーターでオーストラリア国内での原料が何%使われているかが分かるようになっています。

バヌアツの首都ポートビラにあるスーパーAu bon marcheでは、オーストラリアやニュージーランドから輸入されたオーガニックベビーフードやヴィーガン冷凍食品なども実は揃っていてオーガニックライフ送れますよ!

この記事を書いた人

GnR 代表 古屋 真衣

大学時代にオランダの友人実家のオーガニックチーズに出会い、輸入をスタート。今ではALGARAN社のオーガニック海藻を輸入しながら、多種多様なオーガニック食材の認知を日本で深めようとしている。

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