様々な食の品評より世界1位はじめ多くのグルメを魅了する美食大国ペルー。

標高の差や海辺、アマゾンなど大地の違い、そしてポテトやコーン、トマト、カカオやコーヒーなど、多くの植生のオリジンや入り組む好条件が、多くの文明を残したのだとも思いたくなる環境だなぁとつくづく。

さて、そんなペルーには甘~いスイーツも豊富ですがオーガニック事情を見てきました。

お洒落な焙煎コーヒーカフェがあちこちにあるアートなバランコ地区は、ため池橋などの名所もあり老若男女に人気な少し南のエリアです。

Ecovive

明るい店内にずらっと並べられる商品はほぼペルー産。豊富な資源もあって地元産にとてもこだわりがあり、オーガニックを証明する表記やマークはよく書かれてますが、第三者機関認証としてはUSDAやecocert、demeterなど海外のものが見受けられました。

店奥のコスメエリアの店内の壁が、白色ベースにカラフルドットで可愛いんです。量り売りナッツなどもあります。

Vacas Felices biobodega

柵のドアを潜ると中にお店があります。

奥の方には醤油などの調味料や蜂蜜、ジャムも。

チップスなどは里芋のようなPitucaやヤムイモなど、見慣れないけど素敵なもので溢れてました!

なんと近くで牧場とチーズ製造をしているのでヴィーガン商品もありますが、チーズも試食させてくれて灰の皮タイプが美味しかったですよ。

Coca(コカ)茶やMuna(ムニャ)などのハーブティーはじめ、スーパーフードの宝庫なペルーに圧倒されてきました。

さて、次にThika Thani Marketというスーパーフード専門店もあるリマ中心地を紹介します。

Ecotienda Orgánica y Natural

リマの中心地ミラフローレス地域にあるお店。

Scharのグルテンフリーコーナーが充実。

麺や粉類だけでなく、パンやクッキーなど全てがグルテンなしという、安心感と選択肢の多さは嬉しいですよね。

コンブチャメーカーからもKEFIRを出していたり、薬エリアにはスーパーフードも充実していて、さすが豊富な南アメリカ。サラッと地元のマカやゴールデンベリーはじめパワフルな素材を使っていましたよ。

カカオだけでなく、見た目はカカオのようなナッツ、マカンボ60%のチョコを買ってみました。ミルク入りなので脂肪が多いシールが貼られていますね。

マカンボ(Macambo)

 

Naturlandia Lima, Vegetarian and Vegan

簡単なカフェ付きのセレクトショップです。

寒天やヴィーガン大豆ミートなども揃い、PB商品もスーパーフードだけでなくココナッツヨーグルトなどフローズンエリアや、ケフィアも充実してましたよ。

こちらの近くにChocoMuseo Mirafloresがあるのですが、お子さんがカカオの豆からどうやってチョコになるかまで体験もされていて、ペルー産地ならではの声が聞けるのでおすすめです。

Wong

日本のコストコみたいに、あちこちにメーカーさんが宣伝試食などしていて楽しいスーパー。笑

日系レストランにて、欲しいペルーワインがあり買いたいと伺うと教えてくださいました。

organicやvegan、sin azucar(砂糖無し)、sin gluten(グルテンフリー)などのコーナーがまとまっていて、健康的な生活を送ると大々的に書いてあります!

代替ミルクやエッグレスマヨネーズ、白砂糖の代わりにモンクフルーツの商品などが見やすい、かつひっきりなしにお客さんが来ていて人気コーナーでしたよ。

Plaza Vea

地元で愛されるスーパーを、バスが一緒になったおばちゃんが答えてくれました。レジを見ても巨大さがわかります。

これに比べるとオーガニックコーナーが小さく見えてしまいますがご了承。HuellaVerdeや+NUTRICOなど、ペルーのリマの会社さんからの品揃えがたくさんあります。

こちらではキヌアクランチが、日本でいう米のポン菓子くらいそこらじゅうで見かけますね。

こちらは大きすぎるかぼちゃやカラフルなウルーコ。

日本とは形の違うコーンに違和感を感じながら、ほとんど袋に入っていない野菜や果物たちを見るのも気分がいいです。

また、少しハイエンドなVivandaは、スーパーとしてだけでなくデリを買うのにもおすすめ。

寿司がピスコサワーと一緒に飲めるお店もたくさんありますよ。一見炙りサーモンですがバター味噌、ホタテにはトリュフの香りに豚皮をクリスピーにしてふりかけてなど、日系クイジーンの面白さが味わえるお店もたくさんあって、ペルー、ないものはないくらい圧倒されました。

世界一標高の高い3,640 m都市、ボリビアのラパス番外編です。

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【番外編 ボリビア】美食大国ペルーの今、オーガニックはどうか
https://organic-press.com/column/furuya_column_vol23/

この記事を書いた人

GnR 代表 古屋 真衣

大学時代にオランダの友人実家のオーガニックチーズに出会い、輸入をスタート。今ではALGARAN社のオーガニック海藻を輸入しながら、多種多様なオーガニック食材の認知を日本で深めようとしている。

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