私たちが考える家づくり

家の建築には大量の材木や建築材料を使います。その材木はどこから来るかご存知ですか。その材木がどこか遠くの国の豊かな森林の減少につながっているとしたら?

また、家を建てて数十年後に取り壊す時、大量の廃棄物が出ます。使用される建材によっては、将来の子供たち、地球環境にとって、負の財産になっているかもしれない。

また、製造過程や工事現場で使用される材料や薬剤は、誰かの、何かの、負担になっているかもしれない。

誰かの犠牲で成り立つ家づくりではなく、住む人はもちろん、つくり手も、未来のこども達にも幸せな家づくりを目指しています。

共につくる~「顔の見える家づくり」

材料の産地や原料を知ること、そして流通、職人、設計者など、誰がどんな想いで建てているかがわかる「顔の見える家づくり」は、住んで心地いいと思っていただける家を建てるため、そして愛着を持って住み継ぐという日本の家の在り方の文化の継承でもあります。

住む人が心地よく暮らせること、そして年月を経ても古びず長く使える家。それを考えると「自然素材でつくる家」にいきつきます。

ただ、自然素材は工業製品ではないのでひとつひとつに個性があり、それを扱う技術が必要です。例えば無垢の木のクセを知る大工、季節に応じて配分量を変え最も漆喰が美しく仕上がる技術をもつ左官職人、藁床100%の畳をつくる畳職人、無垢材の家具職人その他たくさんの職人たちに私たちの自然素材の家づくりは支えられています。

だから建て主さんたちにも、素材だけでなく、誰が、どんな思いで家を建てているかを知るって頂きたいと思いますし、そうすればきっと家への安心や愛着が深まっていくと思うのです。

愛着ある住まいを大切に手入れしながら、末永く健やかに暮らして欲しい。わたしたちはそう願っています。

国産材を利用して日本の森林を守ろう

日本の山には杉や桧など、住宅建築の材料に適した素晴らしい木がたくさんありますが、安く大量に仕入れられる輸入材の流通により、国産材の杉や桧の消費が減少しています。

もっと積極的に国産材が使われるといいなと思います。

「植える~育てる~収穫する」の循環で山は活性化し、本来の森林の機能も発揮されるのですから。

私たちが使う自然素材の一例

■国産材の杉(スギ)・桧(ヒノキ)

私たちの原点は材木商です。

日本の気候風土にあった木造住宅をより強く、より快適にする工夫と、安心して木材をお届けする努力を70年間続けています。

構造材はもちろんフローリングや壁・天井用の板材等も、適材適所でそれぞれ得意とする材木店とのお付き合いの中から、質の良い材料を提供しています。

■混ざりもののない伝統漆喰

石灰岩を原料とする漆喰は、古くから寺社仏閣で使用されてきた素材。それを現代の洋風住宅にもマッチするパターン仕上げとして完成させました。本物の自然素材だけを混ぜ合わせた漆喰は、お部屋の中の湿気や臭いを吸着し、ほこりがたまらず、硬くメンテナンス性が良い素晴らしい内装材です。

混ざりもののない100%自然素材の漆喰は、長年の経験で培った職人技があってこそ。ベテランの左官職人が壁や天井を仕上げていきます。

■畳

原料のイグサの国産率はたった10%しかありません。さらに農薬散布や除草剤を極限まで減らしたイグサを使用した本畳。小さなお子さんが寝ころんでも安心です。

イグサの生産農家とも深いつながりをもち、藁床100%の健康畳をつくっている畳職人が、住んでから10年20年後の畳の状況に応じて適切なメンテナンスやアドバイスをしてくれるのも心強い。

日本の気候風土に寄り添う家づくり

私たちが推奨する「エアサイクルの家」は、太陽熱や風など、自然エネルギーの力を借りて快適な暮らしができるエコロジカルな家です。

一年のうちで、猛暑と厳寒、多湿と乾燥がある、世界でも珍しい日本の気候。日本の家は、夏と冬のそれぞれに断熱対策が必要です。そこで夏と冬で、躯体の中の空気の流れを変える仕組みを考えました。

床下と屋根の上の換気口を開け閉めできるエアサイクル工法によって、家の衣替えを実現し、四季を通して快適に過ごせる家。

夏は涼しく、 冬は暖かく、 梅雨はサラッと爽やかに。

住む人も、家も、健康に。

気候風土に寄り添い、顔の見える家づくりにこだわり、「住んで心地いい家」を目指します。

無垢の木&エアサイクルの家に暮らす建て主さんたち

「家は性能で選ぶ」八王子市K様

寒い高尾で暖かく住める家が欲しかった。だから家づくりでこだわったのは断熱性能です。でも断熱だけじゃダメだと知りエアサイクル工法の家を選びました。調湿性のある無垢の木の性能にも住んで実感しています。人が住むのにちょうどいい感じにしてくれるんですよ。

「家も身体にいいものを選びたかった」八王子市M様

食べ物も衣類も身体にいいもの、自然のものを選ぶようにしています。だから家も身体にいいものを選びたかったんです。実際に住んでみてとても心地いいです。実はこの家ができてから家庭菜園を始めました。毎朝野菜の収穫が楽しみで早起きしちゃう位です。

「一緒につくるという感覚が楽しかった」藤沢市I様 

家は帰る場所だから、飽きがこなくて無駄な意匠のないニュートラルなもの、普通なんだけど美しいもの、時代によって変えられるものを求めていました。私が「作り出す」仕事をしているので、家づくりは色々な人たちと一緒につくるという感覚が楽しかった。

エアサイクル東京・株式会社ひらい

エアサイクル東京は、株式会社ひらい(本社:千葉県市原市)の東京営業所内にある注文住宅設計施工部門です。

1977年に健康住宅の先駆けとして技術開発された外張り断熱のエアサイクル住宅を中心に、流れる空気の木の家にこだわった注文住宅、自然素材を使った戸建てリフォーム、マンションリノベーションに幅広く対応。国産材や漆喰など厳選した自然素材、機械設備に頼らず太陽熱や自然の風を利用するパッシブ設計を用いて、人にも環境にも優しく健康に暮らせる住まいをご提案いたします。

※対応エリアは東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県とさせて頂いております。

企業名 エアサイクル東京・株式会社ひらい東京営業所
住所 〒105-0014 東京都港区芝2丁目30番15号 MMSビルディング2階
TEL 03-6811-5085
FAX 03-6811-5086
HP https://www.passive.co.jp/
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