日本のあられ?それともポップコーン?
インドのポン菓子系スナック「Makhana(マカナ)」は新たに注目されているスーパーフード。ロサンゼルスのオーガニックスーパーでは、様々なフレーバーの商品が、目立つところに陳列されていた。
パッケージの裏にある原材料表示を見ると、「WATER LILY SEEDS」の文字が。調べてみたところ、インドの「Makhana」のことで、Euryale Ferox、Lotus Seeds、Gorgon Nuts、Fox Nutsなど、呼び方は色々あるようだ。和名では「オニバス(鬼蓮)」という、池、湿地などで育つスイレン科の植物のこと。オニバスの種は、古くからアーユルヴェーダや漢方薬にも使われてきており、また、インドでは縁起の良い食べ物で伝統的なおやつでもあるという。
植物由来のたんぱく質、マグネシウムやビタミンB6、食物繊維や抗酸化物質を多く含むという、Makhana。人気のパレオダイエットにもおすすめだ。
インド発祥ということもあって、ターメリックやスパイスを使ったアーユルヴェーダ的な味付けが多いが、中にはチョコレートフレーバーなどもあった。グルテンフリー、コーンフリーでNON-GMO。ビーガン、パレオフレンドリーなおやつとしてはもちろん、サラダやスープのトッピングとして使ったり、シリアルとして取り入れても良さそう。ポン菓子で日本人にもなじみがある食感や味なので、日本でもブームになりそうな予感!
これから日本で展開される場合、わかりやすくて覚えやすいワードであるかどうかが、素材のブームを左右する。
「マカナ」「オニバス」「フォックスナッツ」・・・。さて、どのワードがトレンド入りするだろう?
日本語でイメージしやすい「蓮の実」?
この記事を書いた人
オーガニックプレス編集長 さとうあき
インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。