Natural Products Expo West 2014

2014年3月6日〜9日、アメリカ最大規模を誇るナチュラル・オーガニック・健康・エコ関連製品のトレードショー、ナチュラルプロダクツエキスポ「Natural Products Expo West 2014」がAnaheim Convention Center(アナハイム・コンベンションセンター)にて開催された。リーマンショック前の2008年開催に比べると出展者は2割以上減少しているものの、2009年以降徐々に回復している。来場者数は2008年以降も増加し続け、今年も昨年に比べ5割増しという盛況ぶり。オーガニック・ナチュラル志向へという時代の流れ、食の安全性への関心の高さをうかがえる。

サプリメントのトレンド2014

目立ったブーム素材は見られなかったが、従来の素材が、今まで以上に健康的なものが取り入れられるようになり、サプリメントがより食品に近づく傾向にある。合成ビタミンより天然型ビタミンへ。ビタミンはホールフード型、エンザイムコンプレックス型に。スプラウテッド、RAWタイプも登場している。プロテインは、定番の乳由来のホエイプロテインも、グラスフェッド(牧草を食べて育った牛)のミルクからつくられたものなど、より素材に対しての安全性が求められている。ホエイやエッグなどの動物性から植物性へとシフト傾向。大豆からライスや豆(PEA)のプロテイン、SOY FREE、RAW、VEGAN、ENZYME含有のものに注目だ。今や、VEGANのサプリメントは、ベジタリアン(菜食主義)の人たちのためにあるものではなく、アスリートを含めたすべての人をサポートしている。

また、ビタミンはカプセルやタブレットからチュアブル、グミタイプへ。オメガ3など、香りや味にクセのあるオイル状ものが、美味しいフレーバーの、クリーミータイプへと、味、食べやすさと形状に工夫されたものが多く見受けられた。

オーガニック&ナチュラルフードのトレンド2014

食品の注目キーワードは「ココナッツ」「チアシード」「キヌア」「スプラウテッドシード」「コールドプレス」「RAW」「SOY FREE」。「グルテンフリー」の食品は定着。いわゆる「スーパーフード」と言われるビタミンやミネラル、特定の栄養価、抗酸化力などに優れた食品もすっかり定着した。「ケール」人気も、エキスポで見る限りは、もうだいぶ落ち着いてきたように感じられる。

「スプラウテッドシード」は、シンプルなドライナッツ&シードだけにとどまらず、スナック菓子やサプリメントの素材としても使われている。

植物由来のオメガ3、ファイバーではフラックスシード(亜麻仁)からチアシードへと人気がシフト。チアシードの特徴を活かした飲料やスイーツ、シリアルやバーなど、チアシード関連商品が続々と登場している。日本でも、もう何年も前にダイエット素材として一時注目されたチアシード。一過性のものではなく、今度は健康・美容食材として再度ブレイクするだろうか。

キヌアも、日本ではまだあまり見られない、ブラックやレッド、スプラウテッドタイプから、インスタント食品、お菓子など、加工食品のバリエーションが増えてきた。より楽しく、より手軽に食べられるキヌア食品の今後にも注目したい。

数年前から人気のココナッツウォーター。オーガニックでRAWのもの、フレーバー、プロバイオティクス飲料まで、バラエティが増えている。ココナッツオイル、ココナッツシュガーも含めて「ココナッツ」関連の製品が今回の展示会では目立っていた。

飲料は数年前の「オーガニックソーダブーム」から、より健康的なものへとシフト。コールドプレスジュース(コールドプレスドジュース、cold pressed juice)、ココナッツウォーター、チアシードドリンクに注目だ。要冷蔵で長期保存ができないコールドプレスジュース(cold pressed juices)は、日本での小売店における流通には時間がかかりそうだが、家庭用ジューサーの流通からはじまり、今後コールドプレスジュース専門店が出現するなど、そう遠くない時期にブーム到来となるかもしれない。

この記事を書いた人

オーガニックプレス編集長 さとうあき

インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。

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