コーヒーや緑茶、カカオ(チョコレート)にも含まれるのに、日本ではあまり良いイメージの無いカフェイン。妊婦や授乳中の方、小さなお子様は、大量にカフェインを含む食品や飲料を摂取するのは控えるべきと言われている。

そんな中、今回のNatural Products Expo West 2023で気になった、あえてカフェインを摂取するためのエナジーバーやチョコレート!カフェイン入りのクッキーやグミなども存在していた。

カフェイン入りのチョコレート

目が覚める、起きる、を意味する「AWAKE」という名のチョコレート。これ1粒で50mg、およそコーヒー1/2杯分のカフェインが摂取できる。オーガニックではないものの、グルテンフリー、NON-GMO、そしてフェアトレード認証のチョコレートだ。

可愛いパッケージ!カフェイン入りだからと言って苦さがたつようなチョコレートではなく、普通に甘さもありチョコレートとして美味しい。一応注意書きとして、お子様や妊娠中、授乳中の方、カフェインに敏感な方にはお勧めしません、と書かれているものの、文字も小さいので小さな子が間違って食べたり、1粒では終わらずつい食べ過ぎてしまいそうなのが、ちょっと心配になってしまう。

緑茶由来のカフェイン入り!エナジーバー

VERBという名前のカフェイン入りエナジーバー。こちらは、1食で80mg、エスプレッソ1杯分のカフェインが入っている。1本あたり110kcal、ヴィーガンで、グルテンフリー。

製品としてのオーガニック認証は無いが、カフェインはオーガニックのグリーンティー由来で、その他原料もオーガニックのものを多く使用している。

忙しくて、朝食を食べたりコーヒーを飲む時間が無かった!なんていうときにもバータイプなら持ち運びも便利。

アメリカでは、いわゆる“エナジードリンク”の飲み過ぎによるカフェインの過剰な摂取で、体に悪影響を及ぼす危険性も以前から指摘されている。エナジードリンクは、カフェインの量だけでなく、気づかないうちに大量に糖類が含まれていたり、あまり健康的ではない原材料が使われていることも。そのため、ナチュラルな原料を使用した製品も多く流通するようになった。今ではオーガニックのエナジードリンクもある。ドリンク系は、ガラナ由来のカフェインが多いかも。

できれば健康的なものでカフェインを摂取したいというニーズに応えた、VERBの原材料表記は、「Organic Green Tea Caffeine」と書かれている。自然由来のカフェイン代表、グリーンコーヒーに続き、グリーンティー(緑茶)も機能性素材のひとつ、抽出原料として使われるようになっているようだ。しかもオーガニック認証の原料!

グリーンティー由来のカフェインなら、カフェインが切れた時にイライラしたり、急激な眠気に襲われたり、集中力の低下を招くなど、いわゆるカフェインクラッシュ(caffeine crash)も起きづらく持続的なブーストが得られる?・・・かどうか、断言はしにくいが、持ち運びも便利で、さっと手軽に食べられカフェインを摂取できるというのは便利。飲料のように水分を取りすぎず、カフェインやカロリー摂取量のコントロールはしやすいのかも。

夜間の運転や仕事、勉強などで眠気を覚ましたいというニーズに応えるカフェイン入り食品。健康管理は自己責任に委ねられるとはいえ、日本での取り扱いは慎重にならざるを得ない。たとえそれがナチュラルな原料でできていてもなかなか難しいだろうな・・・と思う。CBD食品同様、詳しい説明が必要な専門度の高い商品のカテゴリーになりそう。

この記事を書いた人

オーガニックプレス編集長 さとうあき

インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。

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